2007年10月20日土曜日

奥多摩:小河内峠・山岳レース中に滑落死亡

中日新聞:山岳レースで滑落し死亡 東京・奥多摩町:社会(CHUNICHI Web)

20日午後11時25分ごろ、東京都奥多摩町の小河内峠の東約1キロの山中で、「第15回日本山岳耐久レース」に参加した男性が急斜面を約200メートル滑落した。男性は東京消防庁のヘリコプターで21日早朝、病院に運ばれたが、死亡が確認された。

警視庁青梅署の調べでは、男性は幅約70センチの山道から滑落。目撃した女性参加者からの連絡で、大会実行委員が110番した。

山岳耐久レース中滑落、40歳会社員が死亡…東京・奥多摩(読売新聞) - Yahoo!ニュース

TBS NEWSi - 登山レース中に転落、40歳男性死亡

登山レース者が180メートル滑落 奥多摩(産経新聞) - Yahoo!ニュース

20日午後11時25分ごろ、東京都奥多摩町の小河内峠から御前山方向へ約1キロ進んだ山中で、「日本山岳耐久レース」(都山岳連盟主催)に参加していた男性が滑落した。通報を受けて山中に入った警視庁青梅署と東京消防庁の編成救助隊は21日午前2時40分ごろ、コースから外れた急斜面の下にいた男性を発見。すでに意識はなく、男性は同日午前6時前に消防ヘリで病院に搬送された。

青梅署などによると、男性は40歳くらい。傾斜のきついところを180メートルにわたって滑落しており、頭などを強く打っているとみられている。

都山岳連盟によると、レースは奥多摩の山中71.5キロを制限時間24時間で走破するタイムトライアルレース。今回で15回目だという。

24時間山岳耐久レース 深夜の滑落死(社会) — スポニチ Sponichi Annex ニュース

レースには約2000人が参加し、20日午後1時にあきる野市立五日市中学校をスタート。制限の24時間で奥多摩の山道のハイキングコース71・5キロを走破する。21日午後1時に終了し、約1650人が完走した。

コースの高低差は最大約1327メートルに及び、夜はヘッドランプやハンドランプを頼りに走るが、約30センチの狭い山道もあるという。コース上には正しいルートを示す点滅灯などが設置されているが、柵などはほとんどなく、滑落する危険性は常に考えられる。

参加者はレースの申し込み時に、「レース中の事故について主催者は責任を負わない」という趣旨の誓約書に署名。そのため、青梅署は「参加者は危険なことを分かった上で参加している」として、主催者側の過失などは問わないという。

主催する東京都山岳連盟の大会事務局によると、大きな事故は初めてだという。担当者は「安全登山を指導している立場にあり、事故を真摯(しんし)に受け止めなくてはならない。事故原因の究明に尽力したい」と話しており、28日に同コースで行う清掃登山後に予定していた懇親会を自粛するという。

親子で歩く気まぐれお散歩&アウトドア日記:ハセツネカップ参戦記(その2) - livedoor Blog(ブログ)

風張峠を過ぎると、2回ほどコースは車道に出る。
夜間閉鎖の奥多摩周遊道路なので安心だ。
しかし、サイレンの音が鳴り響き、救急車やパトカーが閉鎖されたはずの道路をあがってくる。何事か?

第2関門である月夜見山第2駐車場に1時前着。
ここは給水所になっている。
プラティパスが空になっていたので、水割りポカリで2リットル頂く。

駐車場は緊急車両が何台も集まり騒然としていた。山岳救助隊が慌しく準備していた。
事故があったのだろう。

無線の声が聞こえてくる。
「競技者が登山道から滑落。現在青梅署隊員が要救助者を確認した模様・・・」

大丈夫だろうか?
落ちたとしたら、小河内峠先の痩せた場所か?

親子で歩く気まぐれお散歩&アウトドア日記:ハセツネカップ参戦記(その3) - livedoor Blog(ブログ)

事故により緊迫した第2関門から小河内峠、御前山を目指す。
重装備の山岳救助隊と救急隊員を途中で追い抜く。
山岳救助隊はともかく、救急隊員に深夜の登山は辛いだろう。

滑落事故の現場は、やはり惣岳山手前のあの痩せたルートであった。
昼間でも注意して渡る場所だ。

すでに救助隊が活動を開始していた。
「50mを3本用意しろ〜!」
「要救助者のライトが見えるぞ〜」
「こら〜、○○(救助隊員の名前)!危ないから走るな!」
「自分じゃないです、走ってるのは競技者の方です」
なんてやりとりも・・・

緊迫した現場を僕は何もできずに通り過ぎる。
深夜の救助活動は困難だ。
例え要救助者の元へたどり着けたとしても、そこはがけ地。
ヘリでホイストするのも難しかろう。
この時は要救助者の安否もわからず、ただ無事を願うだけ。

宿坊日記: 長谷恒カップ まとめ 終の巻

やがて前に救助隊の人たちが歩いています
装備が重いのでだんだん追いついてしまいました

警視庁の山岳救助隊と背中に書いてあります

「私 みたけ山の住民なんですが ○○さん(青梅警察の山岳救助隊に所属)はいらっしゃいますか?」と背中から声をかけました
「こっちには出てきていません、、、」と
少し話して ココの先で滑落事故が起こったらしいことを確認しました

惣岳山直前が滑落事故の現場でした奥多摩湖に向かって北に下る斜面でした救助隊の指示で通過しますすでに消防署などの救助隊が該当者をタンカに載せているように見えました(新聞報道では200m近く落ちたとか書かれていましたがずっと近かったように見えました)みたけ山の消防団に属している私は(今はOB待遇です)20年以上山岳救助の現場に立ち会ってきました

滅多なことでは死に至ることはないましてや長谷恒カップに出場する人たちは普段から鍛えているし身体能力が大変高い

まさか亡くなるとは、、、、、

レース後半でヘリコプターも上空に見えたので「ああ ヘリで搬送しているんだな」と安心していたんです

個人的な印象を述べれば、死ぬ死なないは身体能力とはあまり関係ないと思います。

甲 武 相 山 の 旅 : 第15回日本山岳耐久レース 終了 (追補版)

事故が起こったポイントは、チョットでもバランスを崩すと、大変危険なところです。ですので、上の図では危険という言葉を二回も使い強調してあります。