2007年9月30日日曜日

飯豊:飯豊山中で行方不明の男性発見

山形新聞ニュース - 飯豊登山の男性戻らず

伊藤さんは25日昼すぎ、町内から秋田県の実家に「これから飯豊山に登り、29日に(実家に)行く」という電話をした。その後、連絡はないという。同町小玉川の登山口の駐車場には伊藤さんの車が止まっていた。登山届は出ておらず、どのルートを登ったのかは分かっていない。

大阪の男性が飯豊山で不明 - 社会ニュース : nikkansports.com

山形新聞ニュース - 大阪の男性見つからず 小国の飯豊山登山で不明に

大阪の登山男性を無事発見 - 社会ニュース : nikkansports.com

伊藤さんは山の中腹で、手を振ってヘリに位置を伝えた。伊藤さんは「これ以上登れないと思って引き返そうとしたら、迷ってしまった」と話している。伊藤さんは1人で飯豊山に入り9月29日に戻る予定だった。

飯豊朝日登山者情報 - 登山者情報1120号

行方不明者の登山計画書には「9/24(月)飯豊山荘ふもと、25(火)北股岳(梅花皮小屋)P174〜P177、26(水)飯豊山(飯豊山荘)、27(木)下山〜栂峰ふもとP129、28(金)栂峰〜下山〜祝瓶山ふもと、29(土)祝瓶山〜秋田P116、調子よければ(25)小西小屋に泊まり(26)下山して上記より一日早くなる」と記載されていた。これではまるで判じ物である。

石転ビノ出合まで降った彼は、そのまま右岸を下ろうとしたが、当然道はない。何度も登ったり降ったりを繰り返したことだろう。彼は地図やガイドブック類は自宅や車の中に入れ、山中には携行していない。ただ彼の脳裏には「登りの時に右の沢(門内沢)に入り込んではいけない」と強く刻まれていた。従って「降りの時には左に行っては行けない」と思い込んでいた。そのうちに彼は石転ビノ出合の下流右岸に絶好の岩屋を見つけた。

好天により川の水位は通常より遥かに少なくなっていた。そのため何時もは水流のある所なのに水際を歩くことが可能になり、出合下流の土砂崖の下に大きな石があり、そこに巨大な石が屋根のように乗っていたのだ。その中は人間が横になれる快適な場所と彼は思ったのである。しかしその場所は渇水した川の流れから10~20cmしか高くない。つまり雨が降ったならば確実に水没し、彼の身体は奔流に投げ出される場所であった。

「岳 みんなの山」著者、石塚真一さんサイン会

Travellers Tales : 「岳 みんなの山」第5巻発売 〜 石塚真一さんサイン会行ってきました

「岳」は山岳遭難を描いたマンガです。

2007年9月28日金曜日

北海道:十勝岳山頂付近に倒れた男性

遭難者か、北海道・十勝岳山頂付近に倒れた男性 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

男性が倒れていると、下山した登山者から110番通報があった。

29日午前まで悪天候のため捜索ができない状態で、道警山岳遭難救助隊や道警ヘリは天候の回復を待って捜索する方針。

富良野署の調べでは、男性は、山頂から歩いて数十分の登山道近くで、登山用の服を着てうつぶせで倒れていた。発見した登山者は近くに寄って声をかけたが返事がなかったため、携帯電話の通信圏内まで下山して通報した。当時、山頂付近は雨交じりの強風で霧がかかっていたという。

山菜採り不明 登山者下山出来ず -動画ニュース STV

上富良野町の十勝岳山頂付近ではきのう午後、登山中の男性が他の男性が倒れているのを発見し警察に通報しました。しかし、十勝岳は吹雪いていて、捜索は難航しています。

十勝岳山頂付近で遭難し、行方不明となっている男性の捜索は、きのうも行われましたが男性は発見されませんでした。

これは先月28日、十勝岳山頂付近で登山服を着た男性が倒れているのを、他の登山者が発見して警察に通報し、捜索が行なわれているものです。通報から4日目のきのうは、道警のヘリコプターも出て、警察官など26人で捜索を行いました。

捜索隊は、男性が倒れていたと思われる頂上付近まで捜索しましたが、男性は見つかりませんでした。男性の身元も不明で、警察ではきょうも捜索を行う事にしています。

十勝岳の遭難男性、発見されず -動画ニュース STV

遭難男性を遺体で発見 -動画ニュース STV

十勝岳山頂付近で行方がわからなくなっていた男性が、遺体で発見されました。きょう午前11時半ごろ、捜索隊が、十勝岳山頂付近の登山道脇で雪に埋まっていた男性を発見しました。男性は先月28日、頂上付近で倒れていたところを別の登山者に発見され、警察が捜索を続けていました。男性の身元は不明です。

凍死:杉並区職員が北海道で 十勝岳に日帰り登山、遭難か /東京(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

横山さんは9月25日に十勝岳に登り、日帰りで下山する予定だった。下山途中、雨と強風のため遭難したらしい。横山さんが登山道の脇で雪に埋もれ倒れているのを28日、下山中の登山者が発見し、同署に通報した。

110番・119番:上富良野・収容遺体は東京の公務員男性 /北海道 - 毎日jp(毎日新聞)

北ア:黒部・内蔵助谷の登山道ハシゴから川底に転落

KNB NEWS|KNB WEB - 北アルプス内蔵助谷に女性転落

28日午前11時すぎ、北アルプスの標高およそ1400メートルの内蔵助谷で、川沿いの登山道にあるハシゴから新潟県長岡市の会社役員、金子キクイさん(57)がおよそ15メートル下の川底に転落し動けなくなっているといっしょに登山をしていた男性から携帯電話で警察に連絡がありました。

そして、午後5時前に県警山岳警備隊員が現場で金子さんを救助し、現在、金子さんを背負って黒部ダムまで運んでいるということです。

金子さんは頭を切る大ケガをしているとみられていて、黒部ダムからは救急車で長野県大町市の病院へ運ばれる予定です。

2007年9月27日木曜日

福島:南会津・丸山岳で沢登りの男性3人を無事発見

みんゆうNet 福島民友ニュース - 丸山岳登山の男性3人を無事発見

27日午前4時20分ごろ、只見町黒谷の丸山岳に登った東京都の男性3人が遭難した可能性があると、3人が加盟する「山の会樹幻霧(じゅげむ)」関係者から南会津署に届け出があった。同署員らが捜索したところ、同10時45分ごろ、3人を確認して合流、無事下山した。3人にけがはなかった。

調べでは、発見されたのは、東京都多摩市、会社員大橋仁さん(58)ら3人。3人は24日から丸山岳に入山。26日午後3時に下山予定だったが、27日朝まで連絡がなかったという。

同日朝から捜索活動が行われ、午前8時55分ごろ、県警ヘリが東の沢上流で下山中の登山者を発見。同署員と消防団員が3人とともに下山した。3人は下山が遅れた理由について「沢が増水していたため」と話しているという。

福島中央テレビ [FCTニュース] - 只見町の丸山岳 不明の3人が無事下山

警察はけさ7時から、地元の消防団などとともに30人体制で捜索しましたが、午前9時前に、県警のヘリコプターが沢の上流を歩く3人を発見し、11時半ごろ、3人は捜索にあたった警察官などとともに下山しました。

朝の4時20分という通報時間に、所属山の会の焦りを感じる。

2007年9月25日火曜日

北ア:剱岳・小窓付近で大牟田岳稜会の8人迷い、救援要請

NHK富山のニュース - 剱岳で8人救助求める

この一行は福岡県の山岳会、大牟田岳稜会のメンバーの男女8人です。

警察によりますと、25日朝8時45分ごろ、この山岳会のメンバーから「剱岳の標高およそ2650メートルの三ノ窓近くで道がわからなくなった」と携帯電話で救助を求めてきたということです。

電話をかけてきたメンバーによりますと、8人は男性5人と女性3人で、メンバーの中には、年齢が50代後半から60代の人も含まれていますが現在も携帯電話で連絡が取れていてけがもなく無事だ、ということです。

8人は、24日の夕方に剱岳山頂から仙人池に向かう途中で道に迷い、三ノ窓周辺に避難しているということです。

剣岳で男女8人が救助要請 福岡・大牟田岳稜会 - 山陽新聞ニュース

25日午前8時45分ごろ、富山県立山町の北アルプス・剣岳の三ノ窓近く(標高2650メートル付近)で、福岡県大牟田市の大牟田岳稜会の男女計8人が「道が分からなくなった」と携帯電話で110番、救助を要請した。

調べでは、50−60代の男性5人と女性3人で、福岡、熊本、神奈川各県の在住という。22日から入山していた。

富山県警上市署は、悪天候のため25日の捜索を断念。8人の装備が比較的しっかりしていることから、現場にとどまるよう指示したという。

[剣岳の8人 無事に救助 福岡県大牟田岳稜会] / 社会 / 西日本新聞

富山県の北アルプス・剣岳で道に迷って救助を求めていた福岡県の大牟田岳稜会(がくりようかい)の男女8人は26日朝、富山県警山岳警備隊に救助された。8人にけがはなく、既に帰路についたという。

北日本新聞社 富山のニュース - 福岡県の男女8人 無事救助 剱岳小窓、ヘリで室堂へ搬送

救助活動は同日午前六時十五分ごろから同五十分まで三回に分けて行われ、八人は県警山岳警備隊員の介助でピックアップされ、室堂ターミナル近くの国見ヘリポートまで運ばれた。

同署によると、疲れから腹の不調を訴える登山者もいたが、治療を受けるほどではなく、元気だという。

 一行は二十二日に室堂から入山。二十四日に剱岳に登頂後、仙人池に向かう途中、ガスで視界が効かなくなって道に迷い、小窓付近で持参していた簡易テント(ツェルト)で野営した。二十五日には携帯電話で救助を求めたが、悪天候のため同所で野営していた。

同署によると、救助されたのは小窓付近だったが、一行は三ノ窓(二、六五〇メートル付近)と思い込んでいたらしい。ルートは剱岳の北方稜線で上級者向きという。

KNB NEWS|KNB WEB - 剱岳で遭難の8人全員無事救助

8人は自分たちのいた小窓付近を三ノ窓と間違うなど現在地の確認ができておらず、また迷ったと気づいたときに来た道を引き返さずほかの登山者が通った跡などを探して体力を消耗してしまい、助けを求めたとみられます。

山道を行く 【遭難カルテ142】 剣で8人、無事救助

少しややこしいルートに大人数の年配の方、希薄なリーダーの存在。。。。
この時点で、ぼんやりと危なっかしさが漂ってくるのは、あくまで個人的感想に過ぎませんが。。。。。。

福岡県山岳連盟 山岳・クライミング情報 : 北アルプス 剣岳 北方稜線における遭難事故の報告

福岡県山岳連盟の加盟山岳会パーティー8名が平成19年9月25日、標記のルートを登山中、天候不良の中、剣岳主稜線の小窓付近でルートを外し、道迷いの状態になり遭難し、110番で富山県警に救助を要請し26日に救助されました。

遭難事故の内容と原因

1.事故発生月日 平成19年9月25日(火)

2.発生場所 北アルプス 剣岳の北方 小窓付近(標高 2,400m)

3.天候 9月24日(月)  晴れのち曇り
     9月25日(火)  小雨、ガスにより視界不良

4.遭難者 8名(57歳、59歳、62歳2名、63歳、65歳、66歳CL、69歳)

5.遭難事故の原因

  • (1)剣山頂から北方稜線は上級者向きコースにもかかわらず、ルートを熟知していなかった。
  • (2)池の谷乗越通過以降、ルート上のポイントを確認していなかったため、現在地点がわからなくなり、道迷い状態となる。(2万5000分の1の地形図は持っていたが確実にチェックしていなかった)
  • (3)小窓のコルまで行ったにもかかわらず、三の窓と誤認したため自力での脱出の方法を見つけることが出来なかった。
  • (4)メンバーの年齢構成から判断してルート選定に無理があった。

以上、福岡県山岳連盟に提出された事故報告書より、抜粋。(事故に至る経過と状況は中略)

福岡県の山岳パーティの事故は、昨年の白馬岳の遭難事故など、ここ数年事故が続いていることから、喫緊の遭難事故防止の取組みが求められる。

各山岳会の自主的取組みとともに、未組織登山者の遭難防止対策も含め、福岡県山岳連盟や勤労者山岳連盟及びプロガイドの組織の垣根を越えた取組みが必要であると考える。

結果的に死亡事故に至らず、全員無事救助され下山したことは、リーダーの判断が正しかったということだろう。上記遭難事故の原因分析を教訓にして、今後福岡から事故が起こらないことを祈る。

2007年9月24日月曜日

北ア:西穂高岳の下山中に転倒し重傷

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - 事故:北ア・西穂高岳を下山中に転倒し重傷−−横浜の58歳女性 /長野

24日午前11時45分ごろ、松本市の北アルプス西穂高岳(2909メートル)の登山道で、横浜市都筑区富士見が丘、パート、松ノ内林子さん(58)が下山中に転倒した。松ノ内さんは、県警ヘリで松本市内の病院に運ばれたが、右足首骨折の重傷。松本署によると、松ノ内さんは、夫と2人で23日に新穂高温泉郷から入山。山頂から約500メートル下った山荘へ向かう途中だった。

北ア:奥穂高岳で男性滑落、死亡

信濃毎日新聞[信毎web] 北ア・奥穂高岳から下山中 東京の62歳男性滑落死

24日午前9時50分ごろ、北アルプス奥穂高岳(3、190メートル)から涸沢に向け「ザイテングラード」の登山道を下っていた東京都江東区、薬剤師古川善丸さん(62)がバランスを崩して約50メートル滑落、県警ヘリコプターで松本市内の病院に運ばれたが、頭などを強く打ち死亡が確認された。

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <滑落死>東京の62歳薬剤師 長野・奥穂高

24日午前9時50分ごろ、長野県松本市の北アルプスの奥穂高岳—涸沢(からさわ)間の標高2800メートル地点で、東京都江東区東砂、薬剤師、古川善丸さん(62)が登山道から約50メートル滑落。県警ヘリで松本市の病院に運ばれたが、頭を強く打っており、約2時間後に死亡した。

Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 東京の62歳男性、奥穂高岳を下山中に滑落死

古川さんは弟と知人の3人で23日に上高地から入山。奥穂高岳に登頂し、24日に下山予定だったという。

信州・長野県のニュース:SBC信越放送 - 北ア奥穂高岳で東京都の男性が滑落して死亡

Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 東京の62歳男性、奥穂高岳を下山中に滑落死

奥穂高岳で62歳男性が滑落死 - 社会ニュース : nikkansports.com

2007年9月23日日曜日

静岡:不動岳で遺体発見、病死か

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - 24時:水窪の山中で登山の男性死亡 /静岡

23日午後1時40分ごろ、浜松市天竜区水窪町の不動岳(標高2173メートル)中腹の登山道(約1600メートル地点)で浜松市中区富塚町の会社員、藤見亨利さん(59)が倒れているのを、山頂から降りてきた静岡市葵区の男性(52)が発見。既に死亡していた。24日朝に署員や消防の山岳救助隊などが出動、遺体を収容した。23日昼ごろ病死したとみられる。

北ア:間ノ岳で 20m 滑落

長野県警山岳情報 - 山岳遭難週報

発生月日 場所 年齢 性別 区分 怪我など 状況
9月23日 北ア間ノ岳 65歳 女性 滑落 負傷 縦走中に約20メートル滑落し負傷した。同行者が付き添って自力下山。

山壁雪の記録帳 西穂〜ジャンダルムを越えて〜奥穂縦走(3)

途中、ガイド登山パーティとおぼしきパーティの1人(中年女性)が10mぐらい落ちたんじゃないかと思われるケガをしていました。
頭を切ったらしく、でも意識はあって座ってました。
その救助のため、ヘリを要請したらしく、ヘリがやってきました。
ガスがすぐに沸いてきてなかなか視界が確保できないみたいで、
何度かトライしたあと飛び去って行ってしまいました。

(その後、夜になるまでヘリの爆音を聞かなかったのですが、
彼女はその後どうなったんだろうか。
あのかわいそうなパーティの同行者たちはその晩どうなったのかな、
と、ヒトゴトながら気になったのでした。)

※その後調べたところ、この女性(65歳)は、20メートル滑落だったらしいですが、同行者が付き添って自力下山したそうです。よかったよかった。

北ア:奧大日岳から滑落、重傷

NHK富山のニュース - 山で転落し50歳男性重傷

23日昼過ぎ、北アルプスの奥大日岳の山頂付近で富山県の50歳の男性が登山道から 転落し、首の骨を折るなどの大けがをしました。

23日午後0時25分ごろ北アルプスの奥大日岳の山頂付近、標高およそ2605 メートルの登山道から大日岳方向に向かっていた富山市赤田の団体職員、林隆太郎さん (50)が転落しました。

林さんのうしろを歩いていた登山者がこれを目撃して警察に通報し、これを受けて富山県 警察本部の山岳警備隊員と県の消防防災ヘリコプターが出て捜索にあたったところ、 午後2時過ぎに林さんを見つけ、救助しました。

林さんはそのまま富山市内の病院に搬送されましたが診断の結果、首の骨を折っているほか 全身も強く打っていて重傷だということです。

警察では林さんから話を聞くなどして事故の詳しい状況や原因を調べることにしています。

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - 滑落:単独登山の男性、200メートル下に落ち重傷−−奧大日岳 /富山

23日午後0時半ごろ、富山県立山町芦峅寺の北アルプス・奧大日岳山頂付近(標高2605メートル)で、富山市赤田、団体職員、林隆太郎さん(50)が約200メートル下に滑落した。県消防防災ヘリが救助し病院に搬送したが、全身を強く打ち首の骨を折る重傷を負った。目撃した登山者が110番通報した。県警上市署の調べでは、林さんは21日から2泊3日の予定で単独登山していた。

雪椿日月抄: 奥大日岳〜大日岳〜称名滝

山頂を後にして5分くらいガレを下った所で、富山県警に滑落事故を通報している登山者に遭遇!!

200m以上滑落した様子だが、動く人が見えている。 ホイッスルで合図を送り う・ご・く・な・ぁー!!と、叫んだ。 沢の音で聞こえないのか、うろうろと動いている。 ヘリコプターの要請を携帯で連絡。 私たちが、見守る中1時間でヘリコプターが…。11人が大きく手を振り、ヘリコプターに合図を送った。

 ヘリコプターより少し前に富山県警の救助隊隊員が、忍者のような素早い動きで駆けつけ、発見者に事情を聞いていた。

ヘリコプターでの救出作業は7分で滑落者とザックを収容して飛び去った。 パチパチ!!皆が拍手で送り、無事を祈った。

2007年9月22日土曜日

栃木:那須岳で登山者急死、病死か

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - 24時:那須・登山者が死亡 /栃木

22日午後0時35分ごろ、那須町の那須岳の登山道で宇都宮市の男性会社員(64)が倒れているのを登山客の男性が発見し119番通報。県の防災ヘリで那須塩原市内の病院に運ばれたが、間もなく死亡。病死らしい。

2007年9月21日金曜日

北ア:槍ヶ岳・北鎌尾根で転倒し負傷

長野県警山岳情報 - 山岳遭難週報

発生月日 場所 年齢 性別 区分 怪我など 状況
9月21日 槍ヶ岳(北鎌尾根) 66歳 男性 転倒 負傷 登山中に転倒し、負傷した。

新穂高神社に新たに10人合祀

東京新聞:[岐阜]北アの遭難者追悼、新たに10人を合祀 高山の新穂高神社:山のニュース(TOKYO Web)

北アルプスの県側で遭難死した人たちを追悼する「遭難者および山岳関係物故者合同慰霊祭」が二十日、高山市奥飛騨温泉郷神坂の新穂高神社の慰霊碑塔前であった=写真。遺族と県警山岳警備隊や民間の北飛山岳救助隊などの山岳関係者ら約八十人が参列した。

奥飛騨温泉郷観光協会が毎年開いており、今年で三十八回目。この一年間に遭難死した十人を新たに祭り、合祀(ごうし)者は計三百六十六人となった。

長野側で亡くなっても祀られないのか。

2007年9月20日木曜日

戸隠:西岳にて疲労により行動不能

長野県警山岳情報 - 山岳遭難週報

発生月日 場所 年齢 性別 区分 怪我など 状況
9月20日 戸隠連峰西岳 38歳 男性 疲労 無事救出 西岳からの下山中、疲労により行動不能になった。

伊豆:富貴野山ハイキングコースで行方不明の52歳女性、7日ぶりに発見

静岡第一テレビ - 松崎町の富貴野山で女性が行方不明

20日松崎町の富貴野山に51歳の女性が「山に行く」と言って出掛けたまま戻らないため、警察と消防などで捜索を続けていますがまだ見つかっていません。行方がわからなくなっているのは、千葉県流山市の長堀加寿子さん(51)です。調べによりますと長堀さんは、20日午前10時20分ころ「長九郎山に行く」と言って、富貴野山宝蔵院付近でタクシーをおりました。その10分後、長堀さんは「富貴野山21世紀の森のハイキングコースはどの位の時間がかかるか」警察官に尋ねたということです。長堀さんが、宿泊していたホテルのチェックアウトの時刻がすぎても戻らないことからホテルから、21日警察に通報がありました。警察と消防で22日も捜索していますがまだ見つかっていません。

静岡第一テレビ - 松崎町で不明の女性 1週間ぶり無事発見

今月20日松崎町で山に行くと言ったまま行方がわからなくなっていた女性が27日無事発見されました。女性はけがもなく意識もしっかりしているということです。無事発見されたのは、千葉県流山市の長堀加寿子さん52歳です。長堀さんは今月20日午前、ひとりで松崎町の富貴野山に行くといったまま行方がわからなくなっていましたが、27日午後1時45分頃、パトロールをしていた伊豆森林管理署の職員により、池代国有林の山中で発見されました。発見された場所は、行方が分からなくなった所から4キロほど離れた地点だったということです。長堀さんは林道を歩いていた途中で道に迷い、発見されるまでビスケットを食べて沢の水を飲み、木の枝に火をつけて暖を取っていたということです。長堀さんはその後病院に搬送されましたが、けがもなく、意識もしっかりしているということです。

asahi.com:不明の女性 7日ぶりに救助/松崎の山中-マイタウン静岡

長堀さんはハイキング途中で道に迷ったらしく、職員に「3日間歩き回ったが、その後山中で動かずにいた」と話しているという。手提げ袋にあったビスケットを食べ、夜はライターで木などを燃やして寒さをしのいでいたという。

2007年9月19日水曜日

青森:白神山地で大雨による増水で男女5人立ち往生

千葉、横浜などの7人救助 豪雨の青森・白神山地|事件裁判|社会|Sankei WEB

15日に青森県西目屋村から白神山地に入ったとみられる横浜市都筑区茅ケ崎東、会社員北原浩一郎さん(41)ら男女5人が一時行方不明となっていたが、県警ヘリが19日午前10時すぎ、同村の山中で5人を見つけ救助した。いずれも命に別条はない。

5人は大雨による川の増水で動けなくなり、救助を待っていた。18日夜、一行の家族が県警に通報していた。

asahi.com:白神山地で遭難の7人、相次ぎ救助 青森 - 社会

午前10時半ごろには、15日から入山していた横浜市都筑区、会社員北原浩一郎さん(41)ら5人が、先に2人を救助したヘリコプターによって発見された。県警弘前署によると、5人は会社の同僚など。

青森・白神山地で2組計7人が遭難、ヘリで全員救助 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

登山のため15日から西目屋村の白神山地に入山していた横浜市都筑区茅ヶ崎東1、会社員北原浩一郎さん(41)ら5人が、下山予定時間の18日午後になっても戻らず、北原さんの家族が同署に通報した。

登山の7人ヘリで救助/白神山地/Web東奥・ニュース20070919130700

十九日早朝から捜索を開始、同日午前十時七分ごろ、県警ヘリが同村の大川の中州で青いビニールシートを広げ、火をたいて煙を出している五人を発見、救助した。

同署によると、行方不明になっていたのは、北原さんのほか、平山慎一さん、宮沢知子さん、青野祐子さん、児野紗知子さんの五人。年齢二十−四十代で、会社の同僚とみられる。

北原さんらは今月七日、青秋林道終点付近から山へ入り、鯵ケ沢町の赤石川上流域を経て暗門地区へ至る入山届出書を津軽森林管理署鯵ケ沢森林事務所に提出。十五日に青秋林道終点へ車で向かい、入山した。中南津軽を含む県内は十七日、大雨・洪水警報が出されいた

RAB青森放送 - RABニュースレーダー

グループのリーダー北原さんによると入山3日目の17日、予定ルートの状態が悪いことから引き返した。

しかし総雨量が160㍉に達する大雨になり、川の水位も急激に上がったため、2日間身動きが取れなくなった。

そしてきょう上空に捜索のヘリを見つけ、目立つように川の中州に大きなビニールシートを広げた上、焚き火の煙で合図した。

グループのうち2人は登山歴が5年から10年で、7月にも白神山地に入山していた。

今回は十分な食料を持っていたため体力の消耗が抑えられ、テントの中で水が引くのを待っていたことが幸いした。

NHK青森のニュース - 白神で遭難の5人無事発見

警察によりますと、5人は今月15日に西目屋村から白神山地に入山しましたが、下山予定の18日午後になっても家族に連絡がなかったため、警察は5人が遭難したものとみて19日の朝からヘリコプターなどを使って本格的な捜索を始めました。

そして、午前10時すぎ警察のヘリコプターが、入山した場所から南西に3キロの川の中州にいた5人の男女を発見しました。発見当時、5人は、火をたいて煙を出し、ヘリコプターに向かって手を振 っていたということです。5人はけがもなく元気で、救出された後、弘前警察署で男性2人が会見を開きました。

弘前警察署で会見を行った男性2人は「天気予報を甘く見ていた。ご迷惑をおかけして、大変申し訳ない」と謝罪しました。

そして、「入山初日は曇り時々晴れという予報で、川の増水もなかったので、予定通り山に入る判断をした。3日目の朝まで雨は小康状態だったが、昼ごろから土砂降りとなったため、来た道を戻っていたところ、川の増水で進めなくなった」と話していました。

西目屋村を含む中南津軽地方には前線などの影響で17日の午後から18日まで大雨洪水警報が出され気象庁の観測地点がある西目屋村の隣の弘前市では、降り始めからの総雨量が120ミリ近くに達していました。

先日も山に行った際に、朝方は天気が落ち着いて晴れていたのですが、天気図では日本海に低気圧と太平洋に台風が来ており、天気予報でも大雨雷注意報が出ていました。明らかに疑似好天だと思いましたので、悪天に捕まる前に急いで下山にかかりました。

ところが、一見天気がいいせいか、のんきな中高年登山者が我々の引き上げてきた方角へ何組も向かって行くのです。最初のうちは捕まえて、天気の情報を伝え注意を促していたのですが、こちらの「天気予報はチェックしてますか?」との問い掛けに、「天気予報は当てにしてませんから」との答えを聞くに及び、あきれてものを言う気も起きなくなりました。

気象情報を熟知した上で敢えて進むという選択はあって然るべきですが、「当てにならない」とのたまい、何の情報もチェックせずに、能天気に歩いている様に愕然としました。

案の定、我々が下山を完了する直前に大粒の雨が降ってきて、その後の山はずっと荒れ模様の天気でした。鎖場も多い岩稜帯のルートで、あの人たちは無事に山小屋にたどり着いたのでしょうか。

青森:白神山地で男性2人、大雨で道迷い

千葉、横浜などの7人救助 豪雨の青森・白神山地|事件裁判|社会|Sankei WEB

青森県深浦町の白神岳で、18日に救助を求めていた千葉県の男性ら2人は19日午前9時10分ごろ、青森県警のヘリコプターが収容した。けがなどはないという。

鰺ケ沢署によると、2人は千葉市美浜区高洲、地方公務員、静野健一さん(30)と東京都文京区本郷、大学研究員、丹羽伸介さん(28)。2人は14日に深浦町から入山したが、15〜16日にかけて雨が強くなりコースを外れたという

asahi.com:白神山地で遭難の7人、相次ぎ救助 青森 - 社会

午前9時10分ごろ、同県深浦町の白神岳と向白神岳の尾根付近で、14日から入山していた千葉市美浜区、静野健一さん(30)と東京都文京区、大学研究員の丹羽伸介さん(28)を県警のヘリコプターが救助した。2人は16日からの大雨で計画していたコースをはずれ、18日早朝に110番通報していた。

青森・白神山地で2組計7人が遭難、ヘリで全員救助 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

深浦町の白神岳付近でも、千葉市美浜区高洲、検査技師静野健一さん(30)ら男性2人が道に迷い、18日午前に110番通報した。県警のヘリコプターが同日午後に2人を発見したが、天候が悪いため救助活動を中断し、19日午前9時に無事救助した。2人ともけがはないという。

鰺ヶ沢署によると、2人は白神岳を目指し、14日に入山していた。

2007年9月18日火曜日

長野:荒倉山で遭難?男性が行方不明

24時:長野・男性が行方不明 /長野:MSN毎日インタラクティブ

18日午前6時10分ごろ、長野市高田、会社員、高木秀雄さん(52)の家族から、高木さんが「17日午前に『山に行って来る』と出たまま、家に戻らない」という届け出があった。高木さんは身長約170センチで、短髪に眼鏡を着用。白色の半袖シャツに同色の野球帽とスニーカーを身に着けて、黒色の短パンをはき、同色のリュックサックを持っている。

長野県警山岳情報 - 山岳遭難週報

発生月日 場所 年齢 性別 区分 怪我など 状況
9月17日以降 荒倉山 52歳 男性 不明 行方不明 「山に行く。」と家族に告げ出かけた以降、行方不明となっている。荒倉山登山口に車両が駐車されていた。

2007年9月16日日曜日

北ア:餓鬼岳で滑落

長野県警山岳情報 - 山岳遭難週報

発生月日 場所 年齢 性別 区分 怪我など 状況
9月16日 餓鬼岳 59歳 男性 滑落 負傷 餓鬼岳から下山中、約20メートル滑落した。

中ア:大田切川・西横川・沢登り中に滑落

Mr.Dashのぶろぐ館 2007年9月15日(土)〜17日(月)まさかの事故と懸命の生還[中ア]大田切川・西横川1

Mr.Dashのぶろぐ館 2007年9月15日(土)〜17日(月)まさかの事故と懸命の生還[中ア]大田切川・西横川2

置き忘れた40mザイルを回収するため、きわどい5m滝を下りる。往路のルートはヌメっていて、結構微妙だ。T橋クンにシュリンゲを出してもらって、Mr.Dashが先に下りた。しかし、T橋クンにここをフリーで下りてもらうにはリスクがある。もう少し高巻きして、テラスのあるところをトラバースしたほうが安全か。しかし、これも今思うと甘かった。

T橋クンは、そこを忠実に降りる。下からホールドポイントを指示。あと10cmでテラスに足が届く、微妙! Mr.Dashが彼の身体に近づいて、フォローしようとした瞬間、彼の身体は垂直に落下していった。高さ2.5mから3m。水深50cm程度の水の流れにそのまま転落した。水中に巾50cmほどの丸い岩があった。頭が一瞬、真っ白になる。
「大丈夫か!」時刻10:35の悲劇だった。

Mr.Dashのぶろぐ館 2007年9月15日(土)〜17日(月)まさかの事故と懸命の生還[中ア]大田切川・西横川3

Mr.Dashのぶろぐ館 2007年9月15日(土)〜17日(月)まさかの事故と懸命の生還[中ア]大田切川・西横川4

兵庫:六甲山・五助山で行方不明、8日後に保護

尼崎の男性、六甲山で行方不明 - 神戸新聞ニュース

十七日午前一時半ごろ、尼崎市東難波町一、理容師小林光雄さん(64)の妻(60)が「夫が六甲山に登山に出掛けたまま戻ってこない」と尼崎南署に届けた。兵庫県警が約六十人態勢で六甲山中を捜索している。

同署によると、小林さんは十六日午前十時ごろ、妻に「五助山を通って、有馬に行く」と言い残し一人で外出したという。小林さんは身長約一五三センチで中肉。白色のポロシャツにベージュ色のベスト、迷彩色のズボンにグレーの運動靴。携帯電話は持っていない。

asahi.com:六甲山で不明の64歳男性、8日ぶりに無事発見 神戸市 - 社会

兵庫県の六甲山(931メートル)に今月16日、登山に向かったまま行方不明になっていた同県尼崎市東難波町1丁目、理容師小林光雄さん(64)が24日、山頂から南西に約4キロ離れた神戸市東灘区の霊園内を歩いているところを、墓参りに来た人に発見された。東灘署などによると、右腕にかすり傷がある程度で命に別条はなく、同市内の病院に数日間入院予定という。

時事ドットコム:つえ突き、「きょうは何日?」=六甲で遭難の男性、8日ぶり保護−神戸

24日午後5時40分ごろ、神戸市東灘区住吉台の霊園で、墓参りをしていた兵庫県西宮市の男性(35)に、汚れた服を身に着け、つえを突いた男性が「きょうは何日ですか?」と話し掛けた。話の内容から、同県の六甲山で遭難していたことが判明。救急車で市内の病院に搬送された。

県警東灘署の調べでは、保護された男性は同県尼崎市東難波町の理容師小林光雄さん(64)。右腕にかすり傷があり、衰弱しているものの、命に別条はないという。 小林さんは今月16日、1人でハイキングに訪れた六甲山で、霧のため道に迷い遭難。24日に保護されるまで、山中をさまよっていたとみられる。霊園は六甲山の南側山ろくにある。

六甲山で不明の男性、8日ぶり保護

東灘消防署などによると、男性は墓参りに来ていた男性に「今日は何日ですか」などと声をかけたという。男性は普段と違うコースを登って道に迷い、砂防ダムのたもとで沢の水を飲み、持参のチョコレートを食べて救助を待ったらしい。この日になってリュックサックを捨て下山したという。

兵庫県警は二十四日までに延べ約二百人が六甲山中を捜索していた。

8日ぶりに64歳の不明男性を保護 - 社会ニュース : nikkansports.com

発見時、小林さんは「今日は何日ですか」と尋ねたという。調べには「水は飲んだ。食べ物は持っていない」と話している。

人は食べなくても生きれる、ということを知っておくと覚悟が違うと思う。

参考:食料なく25日間、生還 川下りで遭難のロシア人|中国・台湾|国際|Sankei WEB

山道を行く 【遭難カルテ141】 六甲で8日ぶり、男性生還

南ア:北岳バットレスでハーケンが抜け滑落

南アルプスNET - 最新ニュース - 北岳バットレスで連日の登山者遭難 県防災ヘリで救助

19日午前7時45分ごろ、南アルプス市芦安芦倉の北岳で、ロッククライミングをしていた男性がけがをし、動けなくなっていると、山岳ガイドを通じて北岳山荘から南アルプス署に通報があった。県防災ヘリ「あかふじ」が救助したが、男性は右足の骨を折る重傷。

同署の調べによると、男性は北海道江差町の地方公務員男性(48)。現場は急斜面の岩場「北岳バットレス」で、男性は知人女性と18日朝からロッククライミングを開始。2人とも落石で負傷し、女性は同日中に救助された。男性は自力下山できると判断し、救助要請しなかったが、結局、下山できずに助けを求めたという。

南アルプスNET - 最新ニュース - 岩登りで2人重軽傷 北岳

現場は山頂近くの岩場「北岳バットレス」。南アルプス署の調べによると、2人は仲間4人と同日早朝から山頂を目指してロッククライミングを開始。途中で宙づりの状態になった高岡市の男性の救助に横浜市の男性が向かったところ、ハーケンが抜けて2人とも転落した。

南アルプスNET - 最新ニュース - 北岳バットレスで滑落 今季3件目

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - 24時:南アルプス・北岳で遭難者2人を救助 /山梨

16日午前7時5分ごろ、北岳の山頂付近で、登山していた富山県高岡市早川、会社員、樋詰順郎さん(56)の手元の岩がはがれて転落し命綱で宙づりになった。救助しようとした同じパーティーの横浜市栄区桂台南2、会社員、落合正治さん(58)の命綱を結ぶ金具(ハーケン)が岩場から抜け、2人は約6メートル下の岩場に転落した。

2007年9月15日土曜日

飯豊:丸森尾根で転倒

山形新聞ニュース - 小国の飯豊山で女性けが 遭難救助隊が無事救助

15日午後6時半ごろ、小国町の飯豊山から下山中の茨城県ひたちなか市勝倉、無職山田真理子さん(55)が左足首をけがしたと、同行した夫から飯豊山荘を通じて小国署に届け出があった。同署員、飯豊朝日山岳遭難対策委員会山岳遭難救助隊員の計10人が捜索に向かい、約2時間後に救助、無事下山した。

同署の調べによると、山田さんは同日午後4時45分ごろ、夫とともに丸森尾根を歩いて下山していたところ、転んでけがをした。

飯豊朝日連峰の登山者情報 - 遭難:丸森尾根 - 登山者情報1112号

2007年9月13日木曜日

八ヶ岳:北横岳で道迷い遭難

長野県警山岳情報 - 山岳遭難週報

発生月日 場所 年齢 性別 区分 怪我など 状況
9月13日 北横岳 49歳 女性 道迷い 無事救出 日帰りの予定でロープウェイで入山し、三ッ岳から北横岳方面へ向かう途中、登山道から外れ道に迷った。

2007年9月12日水曜日

登山靴のミッドソール劣化事故が続出

信濃毎日新聞[信毎web] 登山靴も劣化 底はがれに要注意 北アで事故続出

北ア・表銀座にある燕山(えんざん)荘。修理だけでは追いつかず、5年ほど前から貸し靴を数10足そろえている。今夏も靴底のはがれで毎日数人の修理依頼があり、両足分が丸ごとはがれ落ちるなどで20件以上貸し出した。支配人の井村克彦さん(33)は「年々増えている気がします」。

はがれる主な原因は、底のミッドソール(中間層)に使われるポリウレタン素材の劣化。クッション性が高く安価なため、1990年代後半から多くのメーカーが採用するようになったが、湿気で化学的に分解しやすく、早いもので1年程度、おおむね5年ほどでボロボロになってしまう。

2000年ころからトラブルが報告されるようになり、各メーカーは、5年を目安に買い替えや靴底の張り替えを勧めるが、「今もまだ(突然の破損に)戸惑う人が少なくない」と石塚さん。長野市の登山用品店のスタッフも「普段から履くスニーカーなどに比べ、たまに使う軽登山靴は劣化に気づきにくいのでは」と話す。

燕山荘だけで20件以上あるのだから、同様のトラブルの総数はいったい何件に?かくいう自分も、出かけようとしてトレッキングシューズを引っ張りだしてきたら、べろんとソールがはがれて焦ったことがあります。事前の点検の必要性を痛感しました。

2007年9月9日日曜日

北ア:前穂高岳で72歳男性転倒

長野県警山岳情報 - 山岳遭難週報

発生月日 場所 年齢 性別 区分 怪我など 状況
9月9日 前穂高岳 72歳 男性 転倒 負傷 登山道で転倒した。

2007年9月8日土曜日

徳島:寒峰で3人が道に迷い1人滑落死

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <山岳事故>61歳男性が滑落、死亡 徳島・寒峰

8日午後4時ごろ、徳島県三好市東祖谷落合の寒峰(標高1605メートル)で、「男性が下山中に滑落した」と同行者から110番通報があった。同日の捜索では見つからず、9日午前7時20分ごろ、県の防災ヘリコプターが約1100メートル付近の沢にいる男性と同行者2人を発見したが、男性は頭を強く打ち、既に死亡していた。他の2人にけがはなかった。

死亡したのは同県小松島市松島町、自営業、豊川英昭さん(61)。県警三好署によると、豊川さんは8日朝から一人で登山をしていたが、頂上で知り合った香川県の夫婦と下山中、道に迷い、誤って約5メートル下の沢に滑落したらしい。

登山の61歳男性、沢に転落し死亡…同行の夫婦は救出 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

9日午前7時20分ごろ、徳島県三好市東祖谷落合の寒峰(かんぽう)(標高1605メートル)の頂上から東約1キロの山中の沢に、同県小松島市松島町、食料品卸業豊川英昭さん(61)が転落しているのを、捜索していた県の防災ヘリが発見した。

豊川さんは頭を強く打っており、既に死亡していた。

豊川さんと同行していた高松市内の60歳代の男性と50歳代の女性の夫婦も救出され、けがはなかった。

三好署の調べでは、豊川さんは8日朝から一人で登山し、頂上で夫婦と知り合って、同日正午ごろから一緒に下山。3人は途中で道に迷い、豊川さんが足を滑らせて転落したらしい。

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - 滑落:男性登山者、寒峰の1100メートル付近で−−三好 /徳島

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - 三好・東祖谷の寒峰滑落:小松島の61歳男性死亡 高松の夫婦は無事 /徳島

四国放送 - ニュース詳細 - 沢に転落した男性 遺体で発見

北ア:大天井岳で転倒

長野県警山岳情報 - 山岳遭難週報

発生月日 場所 年齢 性別 区分 怪我など 状況
9月8日 大天井岳 43歳 女性 転倒 負傷 登山道で転倒した。

滋賀・京都:北山・峰床山で行方不明も8日後に救助

Yahoo!ニュース - 京都新聞 - 下京の男性遭難か 峰床山

8日午前7時50分ごろ、京都市下京区の女性(45)が「夫が左京区の峰床山にハイキングに行ったまま帰ってこない」と七条署に届けた。七条署は遭難した疑いがあるとみて、下鴨署と滋賀県警に要請し、朝から捜索している。

七条署によると、行方不明になっているのは下京区の会社員男性(47)。男性は7日午前6時半ごろ、左京区の峰床山に登山に行くと出かけたという。入山書などから大津市の登山口から登ったとみられる。

Yahoo!ニュース - 産経新聞 - ハイキング中、滝に転落 京都の男性8日ぶり救助

延べ120人態勢で捜索中の15日午後1時10分ごろ、登山口の北西約2キロの大津市葛川坊村町の「鎌倉谷」と呼ばれる山中で、京都府の山岳連盟が山西さんの声を聞きつけ、滋賀県警の防災ヘリが救助した。

同署によると、山西さんは7日午後1時ごろ、道に迷ったため川沿いに下山していたところ、足を滑らせて約10メートル下の滝壺に転落。自力で岸辺へはい上がり、動かず救助を待つことにした。おにぎり1個とパン2個、あめ玉などで2日間を過ごしたが、それ以後は川の水でしのいだという。

半袖のTシャツなど軽装で、同署は「気温がそれほど下がらなかったとはいえ、よく耐えられたものだ」と話した。

Yahoo!ニュース - 京都新聞 - 京の男性、遭難8日後に救助 大津 有志の捜索隊が発見

京都府警、滋賀県警の捜索は14日までに打ち切られたが、山西さんの妹の同僚である京都市役所山岳部のメンバーら7人が独自の捜索隊をつくり、家族とともに15日朝から山に入った。

捜索を始めて約3時間後、沢を登って「山西さん」と大声で呼び掛けていると、横たわりながら手を上げて助けを求める山西さんを見つけた。山西さんは衰弱していたものの会話はできる状態だった。メンバーの木沢正人さん(47)は「8日もたち、もう駄目かと思っていたので驚いた。動き回らなかったのが良かったのだろう」と話した。

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <遭難>8日ぶりに男性救助…知人らが発見 京都—大津の山

Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 北山の山中で遭難8日間、水飲み耐えた男性救助…大津

asahi.com:遭難の男性、おにぎりとパンと沢の水で8日ぶり救出 - 関西

山岳連盟のメンバーが、Tシャツの上にジャンパーを羽織り、岩の上で傘を立てかけながら横たわっている山西さんを発見。県の防災ヘリコプターで大津市内の病院に運んだ。脱水症状もあるが、命に別条はないという。

同署によると、山西さんは「携帯電話が通じず、助けを呼べなかった」と話しているという。最初の2日は持っていたおにぎり1個と二つのパンを食べてすごし、その後は時折近くの沢まではって行き、水を飲んでうえをしのいでいたという。

京都 エンジョイ!クライミング!:よかった!8日ぶりに発見!

ここで、岳連M永さんよりオグロ坂峠から鎌倉山に登っていくと、この鎌倉谷に迷い込む可能性があるとの指摘があった。これが本当になった。

稜線で会うことにして再び別れ、入渓する。

まだこの谷の半分しかきていない。昔来たことがあるらしいが覚えていない。思っていた以上に滝もあり沢登りとしても楽しめるところだなと思いつつ。左右の山腹にコールしながら遡る。

発見!

40分後、高度730m。左岸のオーバーハングの下の洞窟をのぞきに登る。そこから振り返ると対岸の枝谷の1段上ったところに傘と何やら動くもの発見。

はじめ言葉にならない。信じられん。

顔を見ると、平らなテラスで横になって、手も上げるし、言葉を出て比較的元気。それから、正宗、Mせんせいは残り。レノさん、岩子、吉兵衛で電波の届く所まで降りることにする。ブルーシートを残す。

山道を行く 【遭難カルテ140】 京都北山、8日ぶり男性救助

道に迷った⇒川沿いに下山⇒転落

大雑把に言えば、事故に至る過程はこうなります。
よく言われていることですが、「迷ったときに沢沿いを下りない」というのがあります。
今回の件は、そこに原因の一端があるのではないでしょうか。

2007年9月7日金曜日

山岳遭難が過去最多、40歳以上が7割

時事ドットコム:山岳遭難、過去最多=40歳以上が7割超−事前準備しっかりと・警察庁

7−8月に全国で起きた山岳遭難事故は、昨年同期比64件増の410件、遭難者は41人増の446人で、いずれも統計を取り始めた1968年以降、最多となったことが7日、警察庁のまとめで分かった。うち死者・行方不明者は7人増の48人。40歳以上が遭難者全体の約7割を占め、死者・行方不明者では8割以上となった。 同庁は、登山ブームを背景に中高年の遭難事故も増えているとして、秋の行楽シーズンに向け「装備や登山計画などの事前準備をしっかりしてほしい」としている。

Yahoo!ニュース - 産経新聞 - 山の事故446人 中高年約7割 過去最高 7、8月

遭難者が多い年齢帯は、55〜59歳が75人(16・8%)でトップ。次いで65〜69歳が61人(13・7%)、60〜64歳が56人(12・6%)、70〜74歳37人(8・3%)−などで、40歳以上だけで327人、73・3%に上った。

山岳系別の発生状況では、北アルプスが159人で最多。富士山も23人だった。転落や滑落による遭難が125人で、疲労や病気が108人、転倒も96人に上った。

東京新聞:水難事故が全国で766件 山岳遭難件数は最多:社会(TOKYO Web)

山岳別にみると、北アルプス152件、南アルプスと富士山が各19件。救助活動のため、警察や自治体などのヘリコプターが277回出動した。

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <夏の事故>水難で死者・不明429人 山岳遭難は48人

信州山小屋ネット-夏山遭難、過去最多の92人 転滑落・転倒が7割 信濃毎日新聞社

県警地域課によると、今年の県内全域の入山者数は36万3000人で昨年より6万9000人増。同課は、遭難が過去最多を記録した背景について「好天で入山者が増えた」と分析する。

一方、県山岳遭難防止対策協会講師の丸山晴弘さん(66)=長野市吉田=は「中高年が自身の体力低下を認識していないことが遭難急増の背景」と指摘。団塊世代の大量退職時代に入り、今後も中高年の入山者が著しく減ることはない−とした上で、「中高年は日程を1泊増やすなど余裕を持った登山計画を立てる必要がある」と話している。

2007年9月6日木曜日

長野県での夏山遭難過去最多91件

信濃毎日新聞[信毎web] 県内夏山遭難が過去最多91件92人 8割が中高年

今年の夏山シーズン(7−8月)中に、県内の山岳で起きた遭難事故は91件92人で、統計を取り始めた1954(昭和29)年以降で最多だったことが3日、県警地域課のまとめで分かった。遭難者の79%は40歳代以上の中高年。専門家は余裕を持った登山計画づくりを求めている。

件数は昨年同期に比べて38%増え、遭難者も23%増。死者は昨年と同じ12人だったが、けが人はほぼ2倍の59人だった。「転滑落・転倒」が全体の7割近くを占め、61件61人。昨年の30件30人の2倍を超えた。

山域別では、北アルプスでの遭難が65件66人(前年同期は47件51人)と全体の約7割以上。特に、入山者が昨年より58%増の7万1000人となった槍穂高連峰で34件35人(同15件17人)を数えた。

県警地域課によると、今年の県内全域の入山者数は36万3000人で昨年より6万9000人増。同課は、遭難が過去最多を記録した背景について「好天で入山者が増えた」と分析する。

一方、県山岳遭難防止対策協会講師の丸山晴弘さん(66)=長野市吉田=は「中高年が自身の体力低下を認識していないことが遭難急増の背景」と指摘。団塊世代の大量退職時代に入り、今後も中高年の入山者が著しく減ることはない−とした上で、「中高年は日程を1泊増やすなど余裕を持った登山計画を立てる必要がある」と話している。

長野日報 (Nagano Nippo Web) - ニュース - 夏山遭難過去最多91件 県警まとめ

県内の夏山山岳遭難発生件数(7月1日—8月31日)は前年同期比25件増の91件に上り、1954年の統計開始以来、過去最多となったことが3日、県警地域課のまとめで分かった。遭難者数も過去最多だった2003年と並ぶ92人。同課は「好天に恵まれ登山者が増えたことも一因。中高年や高齢者が転倒する事故が目立った」としている。

期間中の登山者数は前年同期比6万9000人増の36万3000人。北アルプスが4万9000人増の16万7000人、中央アルプスが3000人増の2万1500人、南アルプスが2500人増の1万6500人、八ケ岳連峰が5500人増の5万4000人だった

 遭難者数は前年同期比17人増の92人。このうち負傷者は30人増の59人、死者は昨年と同数の12人で、山岳別では北アルプス山系での遭難が全体の7割を占める65件に上った。

このほか中央アルプスで2件、南アルプスで6件、八ケ岳連峰で9件の遭難が発生。八ケ岳連峰では7月2日に横岳西壁の大同心下部で福井県の女性(67)が滑落して死亡したほか、同月8日には大同心下部で滑落死したとみられる佐久市の男性(41)が発見されるなど3人が死亡している。

遭難を態様別でみると「転滑落・転倒」が全体の67%を占める61件で最多。次いで「病気」が15件、「落石」が5件、「疲労凍死傷」が4件、「道迷い」が2件と続く。

年代別では30歳代以下の遭難者が19人(20.7%)だったのに対し、40歳代以上は73人(79.3%)。男性の遭難者は62人で、このうち40歳代以上が52人(83.9%)を占めた。

同課は「秋には天候が急変し、真冬並みになることもある。山の天気や装備、ルートなどに注意が必要」と指摘。秋山シーズンに向け、登山者に山岳情報の収集や十分な装備、体調管理の徹底などを呼び掛けていく。

2007年9月5日水曜日

新潟:道陸神峰の滝壺に遺体、下山中に滑落死か

NHK新潟ニュースファイル - 朝日村で登山客が転落死

5日午前、朝日村の山中の滝壷で男性の遺体が見つかり、警察では足を踏み外し転落したとみて状況を調べています。

4日午後5時半ごろ、朝日村の標高989メートルの道陸神峰で沢登りをしていた男性から「山中の滝壷に人が浮いているようだ」と警察に連絡がありました。

警察と消防で5日午前6時ごろから15人体制で捜索したところ、滝壷で新発田市東新町の自衛隊員・波多野睦夫さん(48)が遺体で見つかりました。

波多野さんは頭を強く打って死亡しており、警察では服装や、ほかの登山客の話などから波多野さんが沢づたいの登山ルートを下山していたところ足を踏み外して滝壷に落ちたのではないかと見て調べています。

青森:北八甲田高田大岳で行方不明男性をヘリで救出

デーリー東北:主なニュース:遭難の男性 ヘリで保護/北八甲田高田大岳(2007/09/06)

五日午前七時ごろ、十和田八幡平国立公園の北八甲田・高田大岳に四日朝、登山のため入山した埼玉県川越市霞ケ関、無職関塚宣男さん(67)が戻ってこないと、下山予定地の谷地温泉の従業員が青森県の十和田署に届け出た。同署などが捜索したところ、五日午前十一時二十五分ごろ、警察航空隊ヘリ「はくちょう」が関塚さんを発見、機内につり上げて無事保護した。関塚さんにけがなどはなく、健康状態も良好だという。

同署の調べでは、関塚さんは酸ケ湯温泉から一人で入山。四日午後四時ごろ、高田大岳から谷地温泉へ下山途中に道が分からなくなり、高田大岳方向へ引き返したという。高田大岳と小岳の間で一夜をしのぎ、小岳付近の登山道を酸ケ湯温泉方向へ歩いているところを上空から発見された。

北ア:北穂高岳・大キレットで滑落死

信濃毎日新聞[信毎web] 北ア・北穂高岳で兵庫県の男性(56)が滑落死

5日午前5時40分ごろ、北アルプス・北穂高岳から南岳に向かう大キレットで、友人男性1人と岩場を登っていた兵庫県三田市、自営業堀等さん(56)が長野県側に約150メートル滑落した。南部地区遭対協の救助隊員が救助、県警ヘリコプターで松本市内の病院に収容したが、出血性ショックで死亡を確認した。

2007年9月4日火曜日

海外:米オレゴンで行方不明の77歳女性、約2週間ぶりに生還

asahi.com:76歳女性を12日ぶり救助 家族は葬式準備 米報道 - 国際

米メディアが8日までに報じたところによると、オレゴン州の山中で行方が分からなくなっていた76歳の女性が、12日ぶりに無事救助された。捜索活動は公式には打ち切られ、家族は葬式を手配していただけに、「奇跡の生還」と話題を呼んでいる。

スポニチ Sponichi Annex ニュース 社会 - カラスに救われた 遭難おばあちゃん

米オレゴン州で、先月山中で行方不明となっていた77歳の女性が4日、約2週間ぶりに“生還”した。地元メディアなどが報じている。捜索活動は既に打ち切られており、女性の家族は葬式の手配をしていた。しかし、あきらめずに捜索を続けた地元警官が女性を発見。驚くべき手掛かりはなんと“カラスの鳴き声”だった。

“奇跡の生還”をしたのは、ドリス・アンダーソンさん。背負っていたリュックの中には上着が入っていただけで、食料が全くない中、13日間の遭難生活を続けていた。

ドリスさんは先月23日、夫のハロルドさん(74)とオレゴン州北東部のワロワ山にシカ狩りへ出掛けた。帰りの途中に車が故障し、ハロルドさんが手首を痛めた。2人で助けを呼びに向かったが、ドリスさんは疲れたため車に引き返したという。しかし、ハロルドさんが車に戻るとドリスさんの姿はなく、行方不明となっていた。

米山岳地帯で76歳女性2週間ぶり救助 - 社会ニュース : nikkansports.com

改めて遭難の多いことに驚く

事故の多さにめげる

今年 (2007年) のゴールデンウィークからこのブログを付け始めた。

始めたとたん、ゴールデンウィークの遭難事故の多さにまいった。

しばらくさぼり気味になり、6〜7月はほとんどリアルタイムに付けなかった。抜け落ちている事故もたくさんあると思う。

8月になって再びほぼリアルタイムに事故を拾い始めたが、あまりの多さに嫌になる。数件は事故以外の投稿も含まれているが、8月の投稿数は 70だ。1日2件以上事故が起こったことになる。今年は例年より多少多いようだが、かといって去年だって少なかったわけではないのじゃないかという気がする。

圧倒的に多い滑落・転倒

多少の予想はしていたが、滑落事故が圧倒的に多い。人は水で圧倒間に死ぬ。水は人間の生息圏でないからしかたがない。沢で過去に先輩を亡くしている。

当たり前だが人間は高低差にも弱いようだ。打ち所が悪ければあっという間に死ぬ。人間は基本的に平地の生き物ということか。

意外に多かったのは転倒して骨折というパターン。転倒と言っても、たまたま倒れた場所の問題だけで、高低差のあるところであれば、転倒でなく滑落になったいたのだろう。そういう意味では転倒も滑落も同じタグでまとめてよいかもしれない。しかし、骨折が多いことに驚く。中高年が多いことの一端なのだろうか。無理目の行程を組んで、疲れの出てくる3日目とかに転倒するパターンが多いらしい。

はぐれて遭難

単独行でなく仲間と登っているのにはぐれて遭難というのが、少ないがコンスタントに見受けられるのにも驚いた。ちょっと先に行く、ちょっと遅れてから行く、といってほんの少し離れただけで、行方不明になっている。こういうことを書いてはそうやって亡くなった方には失礼かもしれないが、本当に残念な遭難のし方だ。

こうした「はぐれ遭難」はハイカーみたいな人に多そうだが、沢などで起こるケースもあり、慣れているからといって別行動するのも考えものだ。山岳会でもこういうことをやってしまっているところは結構多いのではないだろうか。

やむを得ない事故なのか

とにかく事故が多い。最初は丹念に拾っていた事故も、段々と機械的に記録するようになってしまった。あるとき、感情もなく黙々とデータ収集をする自分に気がつき嫌になる。

それぞれの事故には語り尽くせない背景や悲劇があるはずなのに、あまりの多くの自己記録に追われているうちにそうしたものがうやむやになってしまう。手段だったものが目的になっているというか。

事故はやむを得ず起こってしまうことがある。また、努力すれば避けられたものもあるかもしれない。だが、それ以前の安易に発生する事故が多いような気がしてならない。

立山・剱岳対策協、保険料と救助手当、遭難者が全額負担」で富山、長野、岐阜の遭難対策協議会が、これまで求めていなかった傷害保険料と救助活動手当を遭難者・遭難者の家族に負担を求めることにしたという記事を取り上げたが、しかたのないことだと思う。保険に入っていればよいことで、民間のヘリコプターは高いから断るというような登山者は、山に入る覚悟が足りない。

このブログを続けたから遭難が減ることなんて全くないと思うが、何かの役に立つことはあるのだろうか。山を知らない人間の無責任なバッシングの材料に使われるようなことがあったら嫌だ。しかし、そうならないだけの責任ある登山をしている人間がどれだけいるのかということについては、これだけ事故の記録を取り扱っていると自信がなくなってくるのもまだ事実だ。

いろいろな想いはさておき、気力の続く限りまた明日からもこのブログを続けよう。

2007年9月3日月曜日

戸隠:下山中に男性2人道に迷う

長野県警山岳情報 - 山岳遭難週報

発生月日 場所 年齢 性別 区分 怪我など 状況
9月3日 戸隠山 32歳/33歳 男性/男性 道迷い 無事救出 下山中、道を見失い救助要請した。

2007年9月2日日曜日

新潟:巻機山・沢登りで滑落・15人パーティの2人

NHK新潟ニュースファイル - 滑落した山岳遭難者2人を救助

2日午前、南魚沼市の巻機山で新潟県と神奈川県の山登りのグループの2人が滝つぼに転落して、大けがをしました。

2日午後0時すぎ、南魚沼市五十沢にある標高1967メートルの巻機山で新潟市東区の会社員白倉穂高さん(34)と神奈川県川崎市の無職、牧野千歳さん(67)が沢登りをしていて滑落し、滝つぼに落ちてけがをしたと一緒にいた仲間から携帯電話で消防と警察に連絡がありました。警察のヘリコプターが救助に向かい、標高1300メートル付近にいた2人を救助して、南魚沼市内の病院に運びました。白倉さんは右足首の骨を折る大けがを負い、牧野さんは胸などを強く打つなどしていますが、2人とも命に別状はないということです。警察によりますと白倉さんたちは15人のパーティーで朝から巻機山で沢登りをしていて白倉さんと牧野さんは高さ5メートルほどの滝の脇の岩壁をロープを使って登ろうとして滑落したということです。

警察では、残りの13人の下山を待って、事故の原因を詳しく調べることにしています。

白倉穂高さんは新潟山岳会所属か

2007年9月1日土曜日

登山以外の遭難事故:2007年9月

信濃毎日新聞[信毎web] 松本市の滝の展望台近くの遊歩道で男児が転落死

1日午後4時40分ごろ、松本市安曇乗鞍高原にある番所(ばんどころ)大滝の展望台近くの遊歩道付近で、横浜市保土ケ谷区、会社員寺岡鋼平さん(34)の二男雅登ちゃん(5)が滑落した−と110番通報があった。雅登ちゃんは県の防災ヘリコプターで松本市内の病院に運ばれたが、脳挫傷で死亡した。

松本署などによると、雅登ちゃんは駐車場から滝つぼの展望台に下る遊歩道近くのがけを約40メートル滑り落ちた。

現場には滝つぼ方面に下る遊歩道と滝上部に向かう遊歩道の2つがある。雅登ちゃんは鋼平さんらと滝上部のコースへ行って駐車場へ戻る途中だった。先を歩いていた雅登ちゃんを鋼平さんらが見失っている間に、滑落したらしい。

松本市によると、現場近くには市が転落防止用のロープを張っていた。雅登ちゃんは、鋼平さんと長男、鋼平さんの会社の同僚の計十数人で観光に訪れていた。

信州・長野県のニュース:SBC信越放送 - 松本市で男児が遊歩道から転落死

番所大滝 観光&レジャーガイド - goo 長野

山菜採り不明 登山者下山出来ず -動画ニュース STV

夕張市の山林にきのう、きのこ採りに入った女性の行方が分からなくなるなど、道内で山での遭難が相次いでいます。

行方がわからなくなっているのは、夕張市鹿ノ谷の多田久子さん(68歳)です。多田さんはきのう午後、夫と共に夕張市丁未の山林できのことりをしている途中、夫とはぐれました。きのうに引き続ききょう午前7時半から警察や消防、自衛隊などが捜索を再開しましたが、多田さんの行方につながる手がかりはみつかっていません。

山形新聞ニュース - キノコ採り戻らず 庄内町の山で米沢の会社員/湯殿山からも戻らず 西川の68歳男性

山形新聞ニュース - 遭難の男性無事発見 庄内町立谷沢にキノコ採り

山形新聞ニュース - 西川の男性無事発見 湯殿山付近にキノコ採り

奥山さんは30日朝、1人でキノコ採りに出掛け、同国道に軽トラックを止めて山に入った。約30分後に道に迷い、夕方からは木の葉を風よけに使って休んでいたという。

山形新聞ニュース - キノコ採りシーズン要注意 県内、山岳遭難事故が続発

渓二郎の日記 2007.09.13 恐怖の初体験

周りをよく見ると誰かが巻いたであろう足跡が見える。
ここを真似していこうか。
感覚的には斜面が80度ある?
ほぼ垂直に見えるよ?
ま、足跡があるから行けるんでしょ。

降下途中のこと。
でっかい石に乗ったのな。
50cmくらいのサイコロ型の岩よ?
がっちりしてると思うだろ?
浮いてたんだよ。
飛び乗った瞬間、ぐらっ!!
バランスを崩して俺が落下。
ずざざざざーーー!

ココは急坂。
15mくらい滑り落ちた。
運良く?熊笹の中に突っ込んで俺の落下は止まった。
ガコン!ガコン!!
さっきのでかい岩がっ!!
上からっ!
俺を目指して寄ってくるっ!
ガコン!ガコン!ガコン!

熊笹の中、手足が絡んで動けない。
降ってくる岩をなす術もなく見ていた。
本当に恐ろしい時は声なんて出ないよ。
悲鳴なんか余裕があるときに出るもんだよ。

岩は俺の足先から1mくらいの場所でドカン!!
他の岩に当たって止まった。

滑落しましたよ。
20m程度。
前日の雨で緩んでた土砂と共に滑落。
その土砂に両足が埋まって何とかストップ。