2007年11月25日日曜日

奥多摩:棒ノ折山で登山者が猟銃で撃たれる

<猟銃誤射>「動物と間違え」発射、腕に命中 東京・奥多摩(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

25日午後4時ごろ、東京都奥多摩町大丹波の棒ノ折山で、イノシシ猟に来ていた神奈川県平塚市の男性会社員(57)が、登山者で千葉県市川市に住むアルバイトの男性(38)に猟銃を1発発射した。男性は銃弾が左腕に当たり全治約3週間のけがを負った。撃った男性は「動物と間違えた」と話しており、警視庁青梅署は業務上過失傷害の疑いで事情を聴いている。

調べでは、男性会社員は1人で猟に来ていた。登山の男性は会社員の約20メートル前方で登山道から外れて倒木に座り休んでいた。近くの草木が揺れたため、動物が潜んでいると勘違いして発砲したらしい。

「イノシシと間違えた」猟銃の弾が当たり登山男性けが : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

イノシシと間違え猟銃発砲 登山の男性、腕にけが - MSN産経ニュース

会社員は「物音がしたのでイノシシと間違えて撃った」と話しており、警視庁青梅署は業務上過失致傷の疑いで書類送検する方針。

調べでは、現場は奥茶屋キャンプ場から北へ約1・5キロの登山道付近。会社員は25日午前4時ごろ、1人で入山したが、獲物がなく下山中。アルバイト男性も1人で登山に来ていた。

登山以外の遭難事故:2007年11月

24時:上田・狩猟中に滑落した男性が死亡 /長野(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

狩猟に出かけた男性2人を遺体で発見…富山・魚津の山中 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

KNB NEWS|KNB WEB - 行方不明の男性2人、遺体で発見

遭難時間と発見時間

新しい遭難事故ではありませんが、記述が興味深かったので、取り上げておきます。

オステリア白樺本店黙認ブログ 山の不思議な話2-1

万に一つの可能性に備え、現場でテントを張って数日間K君の還りを待ったが、ついに第一次捜索は打ち切りになってしまった。

我々の苦闘が始まった。

オステリア白樺本店黙認ブログ 山の不思議な話 2-2

本格的な雪解けが始まると現場付近と池の谷に捜索キャンプを常設し、交代で毎日のように巡回した。万年雪の狭くて深い谷は山の芽吹きから忘れられたようだ。

なかなか溶けない雪に、ついにはチェーンソーを担ぎ上げて、落下予想地点の氷の切り出しをしたりもした。

短い夏が過ぎた。山の紅葉が見事になると、それはいつ初雪が来てもおかしくないという合図でもある。谷の氷も堅さを増し、時折チェーンソーがはじき返されるようになった。

発見時刻は、9月29日午前8時56分、月命日の同時刻であった。

自分の経験したものでも、遭難事故の発見時には、不思議としかいいようのないことが実際ありました。

滋賀の山岳遭難、40歳以上が8割

滋賀の山岳遭難、40歳以上が8割 県警「無理ない計画を」(京都新聞) - Yahoo!ニュース

滋賀県警はこのほど、今年1月から10月末までの山岳遭難の発生状況をまとめた。40歳以上の中高年層による遭難が全体の8割を占めた。県警は、退職した団塊世代を中心とした登山ブームが背景にあるとみて、注意を呼び掛けている。

まとめによると、30人の遭難者のうち、40歳以上が24人で、このうち60歳以上が13人だった。

大津市内で7月、神戸市の無職女性=当時(71)=が滑落して亡くなるなど死者は2人で前年同期と比べて4人減ったが、負傷者は2人増の18人だった。

事前に届け出をしていないケースも目立つ。

2007年11月23日金曜日

京都:嵐山・保津峡ハイキングで遭難

asahi.com:京都・嵐山でハイキング中の男女が一時遭難 全員救助 - 関西

23日午後4時ごろ、京都市西京区嵐山北松尾山で、ハイキング中のグループの男性から「9人が道に迷って下山できなくなった。助けてほしい」と携帯電話で110番通報があった。西京署員や消防署員らが救助に向かい、約2時間後に全員を発見した。けが人はおらず、午後10時までに全員が救助された。

調べではグループは兵庫県姫路市の男性3人、女性6人で50〜70歳代。この日朝、同区の阪急嵐山線松尾駅から西芳寺(苔(こけ)寺)を経て入山し、JR山陰線保津峡駅方面へ抜けようとしたらしい。

嵐山でハイキンググループが一時遭難 - MSN産経ニュース

西京署によると、遭難したメンバーは姫路市在住の54〜75歳の男性3人、女性6人の計9人。同署と市消防本部などは約70人態勢で救助活動にあたり、約6時間後に全員を救出した。けが人はいないという。

メンバーらは下山途中に道に迷い、急ながけに阻まれ、立ち往生したという。メンバーの女性の一人は「救助を待つ間はとても不安だった」と話した。

嵐山の山中、9人を救助 山登りで道迷う - 京都新聞電子版

<遭難>ハイキングの9人救助 保津峡で道迷う 京都(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

23日午後4時ごろ、京都市西京区の景勝地・保津峡付近の山中で、兵庫県姫路市からハイキングに来ていた50〜70代の9人グループ(男性3人、女性6人)から「下山できなくて困っている。助けてほしい」と110番通報があった。京都府警と同市消防局の計72人が出動。ロープで体をつなぐなど安全を確保し、午後10時過ぎまでに全員をJR山陰線保津峡駅まで下山させた。けが人はいなかった。

グループのメンバーによると、現場から直線で約5キロ南東にある嵐山の西芳寺(苔寺)付近から保津峡に抜けるコースを歩いているうち、保津峡駅の上方約200メートル付近で道に迷ったという。リーダーの男性(75)が事前に下見をしていたが、途中でコースを大きく外れたらしい

北海道:上ホロカメットク山・雪訓中の雪崩で4人死亡

十勝岳連峰で雪崩 -動画ニュース STV

雪崩があったのは上富良野町にある標高1920メートルの「上ホロカメットク山」です。きょう正午すぎ雪上訓練のために山に入っていた日本山岳会のメンバー11人全員が雪崩に巻き込まれました。4人が山頂に取り残されていてそのうち男性2人と女性1人が心肺停止の状態、男性1人が行方不明になっているということです。また、助田梨枝子さんが救助されて病院に運ばれましたが、軽症だということです。自力で下山した6人のメンバーによりますと当時11人が一列に並んでいて、「雪崩は一瞬だった」と話しているということです。

中国新聞ニュース - 遭難の3人搬送、1人発見 生死は不明、雪崩現場で

東京新聞:4人の死亡確認 十勝岳連峰雪崩 捜索再開現 場付近で発見:社会(TOKYO Web) - 上ホロカメットク山

北海道十勝岳連峰の上ホロカメットク山(一、九二〇メートル)で日本山岳会北海道支部のパーティーが巻き込まれた雪崩事故で、道警は二十四日、遭難した男性三人と女性一人を「安政火口」の現場付近で発見、収容先の病院で四人全員の死亡を確認した。

助田さんは遭難後、行方不明になっていたが、現場付近の深さ約二メートルの雪の中から発見された。ほかの三人は、二十三日にいったん下山したパーティーの仲間が現場付近に設置、収容していたテントの中で見つかった。

道警などの救助隊は四人以外にも遭難者がいないか調べていたが、雪崩発生当時、現場周辺にいた別パーティー約二十人の無事を確認、捜索を終えて下山した。

道警や関係者によると、同会北海道支部の一行十一人は二十三日正午すぎ、登山口から約一時間登った安政火口付近で雪崩に巻き込まれた。規模は幅約十メートル、長さ約五十メートル。一列になって歩いていたが、遭難した四人が先頭付近にいたという。ほかは自力で脱出するなどした。

十一人はそれぞれ数年以上の登山経験があり、冬山に慣れるため雪上訓練を行う予定だった。

中日新聞:重体・不明の4人死亡 十勝岳連峰の雪崩遭難:社会(CHUNICHI Web)

鈴木さん、鶴岡さん、吉沢さんは23日に心肺停止状態で発見され、山岳救助隊が蘇生(そせい)措置を行ったが回復せず、日没と吹雪で二次災害の恐れもあったため、現場付近のテントに残された。3人は24日午前7時半にテントからそりに乗せられ下山、搬送先の病院で死亡が確認された。不明となっていた助田さんは同日午前9時ごろ、現場周辺の約2メートルの雪中から発見され、病院で死亡が確認された。

これまでの調べでは、4人と、軽傷を負って救助された助田さんの妻梨枝子さん(61)は、事故当時、雪崩に巻き込まれた一行11人の先頭の方を歩いていた。助田さんはビーコン(電波受発信装置)を持っていなかったという。雪崩の規模は当初、幅20メートル、長さ50メートルとされていたが、幅は10メートル程度とみられる。

4人の死亡確認—十勝岳連峰の雪崩遭難 | 時事ドットコム

asahi.com:雪上訓練中、一瞬でのみ込まれる 十勝岳雪崩 - 社会

「軽いつもりでやったのではないのだが。去年も同じ場所で訓練をした」と話した。

時事ドットコム:「悔しく、無念」=判断の甘さ認める−十勝岳雪崩で山岳会幹部

現場近くには事故直前、新しい雪崩の痕跡があり、パーティーは「しばらく雪崩は来ないだろう」と判断したという。中村さんは「それが間違いだった」と判断の甘さを認めた。

雪崩 4人死亡 「油断してしまった」…リーダーが会見(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

東京新聞:「判断に甘さ」とリーダー 道警は登山計画の内容確認:社会(TOKYO Web)

中国新聞ニュース - 「判断に甘さ」とリーダー 十勝岳連峰の雪崩事故

雪崩に遭う約十分前、発生から一日もたっていない雪崩の跡を確認したが「一度起きていれば、しばらく起きないだろう」と考え登山を継続。「引き返すべきかどうか、もう少し行って判断しようと思った時に雪崩が起きた」と唇をかんだ。

雪に埋まったときに電波で位置を知らせる「ビーコン」は、十一人のうち数人しか携帯しておらず「大きな反省です」とも。四人の仲間を失ったことに「家族に顔向けできない」と話し、涙をぬぐった。

死亡した四人のうちテントから収容された三人の死因は窒息死だったことが判明。

最近では、ビーコンを携行するのは雪山の常識だが、古くからの登山者などで学習していないと、ビーコンの有用性を理解していないことが多い。(ビーコンがあったからといって、劇的に生存率が高まるわけではないのだが、遺体捜索だけ考えてもビーコンは必携だし、目の前の事故に行動が起こせるか否かはビーコンの有無によって全く違う。)

社説 北海道新聞 - 雪崩4人死亡 ベテランも油断できぬ

今回の山では、十日前にも雪崩事故があり、日本雪氷学会道支部が入山者に注意を促していた。さらに前日にかけて激しい降雪があり、雪崩の危険性が高まっていた。

社会 北海道新聞 - 雪崩「判断に甘さ」 十勝岳連峰4人死 リーダー会見 装備も不十分

雪崩に遭う約十分前、以前の雪崩で堆積(たいせき)した雪の塊を見つけたことを明らかにし「ここは尾根の末端で、大丈夫だろうと。五、六十メートル先の急な斜面で判断するつもりだった。急な斜面まで来て、引き返した方がいいか、と思った瞬間、雪崩が起きた」と説明。

その上で、「ここで雪崩は起きないだろうという判断は間違っていた」と述べた。

同山では十三日にも雪崩があったが、中村さんは「(十三日の)雪崩の場所は、ずっと奥の方で、今回のような場所で雪崩が起きるという認識はなかった」とした。日本雪氷学会がインターネットで同山の雪崩発生に注意を喚起していたことは知らなかった、という。

「雪崩4人死亡「別の登山者降ってきた」」 News i - TBSの動画ニュースサイト

私たちのパーティーだけが埋まったと思い、掘り出したら、違う人が出てきてびっくりした」(パーティーのリーダー、中村喜吉さん)

この登山者は雪崩で腕をけがしたものの、救助された後そのまま現場を立ち去ったということで、警察は身元や雪崩との関連を調べています。

その登山者の存在をはっきりさせてほしいところ。しかし、仮に人為的なものだったとしても、雪崩に対する備えの不備は別の問題と思われます。

社会 北海道新聞 - 生死分けた歩行順 十勝岳連峰雪崩 50歩ずつ並び替え 前4人が犠牲

東京新聞:『判断は50メートル先で』 十勝岳連峰雪崩 リーダー 引き返すか迷う:社会(TOKYO Web)

「自分は一メートルくらい埋まったが、手が雪の上に出ていたので中村さんに救助してもらえた」と話す。

雪崩:十勝岳連峰で11人直撃 3人心肺停止、1人不明 - 毎日jp(毎日新聞)

現場付近は21日から23日明け方まで大雪となっていた。西側斜面では今月13日にも雪崩が発生。原因調査に当たった日本雪氷学会道支部(山田知充(ともみ)支部長)によると、地面から約30センチの個所のざらめ状の「弱層」が崩れ、その上の固い雪の層「ハードスラブ」が流れ落ち危険な状態にあったという。

asahi.com:十勝岳連峰の雪崩、長さ460m 「付近では最大級」 - 社会

北海道上富良野町の十勝岳連峰・上ホロカメットク山(標高1920メートル)で4人が死亡した雪崩事故で、当初幅約20メートル、長さ約50メートルとされた雪崩は、実際は幅約70メートル、長さ約460メートルにわたる規模だったことがわかった。研究者や山岳ガイドらでつくる日本雪氷学会北海道支部のチームが25日、現場で規模や雪の状態を調べた。調査チームは「この付近で起きた雪崩としては最大級ではないか」としている。

中国新聞ニュース - 表層雪崩の一種と判明 4人死亡の雪崩で現地調査

調査によると、雪崩は「化物岩ばけものいわ」と呼ばれる岩のある稜線りょうせん上で発生し、下の沢筋を歩いていた日本山岳会北海道支部のパーティーを直撃、そのまま沢筋に堆積たいせきした。積もった雪は最大で深さ五メートル以上に達し、「かなり大きめの雪崩」という。

<4人死亡雪崩>幅70、奥行き460m「最大規模」(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

亡くなった4人が見つかった安政火口付近を中心に調査したところ、雪の斜面から深さ0.6メートルの所に厚さ1センチの霜状の「弱層」を発見した。寒暖の差が激しい時にできる非常に雪崩が起きやすい状態だった。尾関俊浩・道教育大准教授(雪害科学)は、弱層の上に堆積(たいせき)した雪が高速で流れ落ちる「面発生乾雪表層雪崩」の可能性を指摘した。

雪崩はどうして起きたのか? -動画ニュース STV

日本雪氷学会北海道支部の現地調査。最後の男性は2メートルの雪に埋まっていました。

(日本雪氷学会・大西人史さ)「ご覧のような姿勢で男性は埋まっていました」

雪崩は、表面の雪が滑り落ちる「乾雪表層雪崩」だといいます。

(調査員の説明)「固い氷板が雪の中にある」「その下は軟らかくてハイマツが・・・」

ただ、今回は天候が悪く雪崩の発生地点まで行けなかったため、どの雪の層に雪崩の原因があったかはわかりませんでした。では、13日に山スキーヤーを巻き込んだ雪崩はどうだったのか。種類は同じ「乾雪表層雪崩」でした。

NHKニュース - 雪崩 地図で注意喚起の場所

先週23日、北海道大雪山系の上ホロカメットク山で、登山者4人が死亡する雪崩が起きた場所は、去年、地元の山岳ガイドらがハザードマップの中で雪崩の危険があるとして注意を呼びかけていた場所だったことがわかりました。

カミフ山岳エリア雪崩ハザードマップ

上ホロカメットク雪崩レポート - 十勝連峰の雪は不安定 入山者は注意を!

(11月13日のスキーヤーを巻き込んだ雪崩の)調査結果から、今回の雪崩は乾雪表層雪崩の一種である「ハードスラブ雪崩」であったと判断された。十勝連峰内の類似の斜面でも同様な雪崩が発生する危険性がしばらく続くと見られるため、入山者に注意を呼びかけたい。

山道を行く 【遭難カルテ144】 十勝連峰で雪崩 4人死亡

2007年11月19日月曜日

奥秩父:雲取山登山で行方不明の男性、妙法ヶ岳で滑落死

行田の会社員、秩父で遭難か(産経新聞) - Yahoo!ニュース

19日午前9時10分ごろ、埼玉県秩父市大滝の三峰神社から雲取山(標高2018メートル)に向かった同県行田市持田、会社員、藤田真さん(59)の妻(58)から、「夫と連絡がつかない」と秩父署に通報があった。

調べでは、藤田さんは18日午前6時ごろ自宅を出発。同日午後7時ごろ、「道に迷った」という電話の後、連絡がとれなくなった。同署は遭難したとみて捜索している。

遭難男性、遺体で発見(産経新聞) - Yahoo!ニュース

埼玉県秩父市大滝の雲取山系妙法ケ岳(標高1329メートル)で行方が分からなくなっていた行田市持田の会社員、藤田真さん(59)が20日、山の中腹で遺体で発見された。秩父署は遺体が傾斜場の木に引っかかっていたことなどから、滑落した可能性が高いとみて調べている。

2007年11月18日日曜日

滋賀:比良山系・八ツ淵の滝への途中で滑落

比良山系で滑落2米国人動けず 知人、高島署に通報(京都新聞) - Yahoo!ニュース

滋賀県高島市の比良山系で、神戸市西区学園西町、英語指導助手ダスティン・ノースさん(28)と同キャロライン・チェンさん(25)の2人が18日から行方不明になっていた山岳遭難で、高島署は19日午前、同市鹿ケ瀬の山中で2人を発見し、応援の奈良県防災ヘリが救助した。2人は疲れがみられるが、けがなどはないという。

2人は18日正午ごろ、高島市黒谷から比良山系の八ツ淵の滝へ向かう途中で道に迷ったといい、19日午前8時半ごろ、地元の消防や警察が2人を見つけた。

遭難の英語助手らを救助 高島の比良山系(京都新聞) - Yahoo!ニュース

遭難:比良山系で、2米国人を救助−−高島署 /滋賀(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

18日午後4時ごろ、高島市鹿ケ瀬の比良山系で、共にアメリカ人のダスティン・ノースさん(28)とキャロライン・チェンさん(25)=いずれも神戸市西区学園西町=が携帯電話で「滑落事故に遭い、身動きが取れない」などと友人で千葉県在住の日本人女性らを通じて同県警に届け出た。連絡を受けた県警高島署などが捜索し、19日午前8時半ごろ、障子の淵から南約100メートル付近の斜面(標高約600メートル)で男女を発見。同10時50分ごろ、防災ヘリで長浜市の病院に搬送した。比良山系では18日夜は雪が降ったが、2人は軽傷で、比較的元気だといい、念のため観察入院した。

山梨:弥三郎岳で転倒し救援要請

24時:甲府・昇仙峡で男性が遭難? /山梨(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

18日午前10時20分ごろ、甲府市猪狩町にある昇仙峡の弥三郎岳で、東京都世田谷区内に住む男性(47)が「道に迷い、転倒して動けなくなった」と110番。署員らが捜索したが、見つからなかった。男性は同日早朝から単独で同岳に登っており、意識ははっきりしているという。19日早朝から捜索を再開する。

大分・宮崎:祖母山から下山せず

祖母山から親子下山せず 宮崎県 - MSN産経ニュース - 大分、宮崎県境の祖母山

18日午後7時すぎ、大分、宮崎県境の祖母山(そぼさん)(1756メートル)に登山に出掛けた神奈川県二宮町のアルバイト女性(47)と母親(77)が戻ってこないと、二人が泊まっていた大分県豊後大野市の宿泊施設が豊後大野署に届けた。遭難した恐れもあるとみて同署などが捜索している。

調べでは、2人は同日午前6時半ごろ宿泊先を出発、夕方には戻る予定だった。食料などを携帯しているかは不明。祖母山周辺の日中の天候は、晴れだったが、気温は低めで午後からは風が強まった。山中は携帯電話の電波が通じず、連絡が取れないという。

2007年11月13日火曜日

北海道:上ホロカメットク山でスキーヤーが雪崩に巻き込まれる

上ホロカメットク雪崩レポート - 十勝連峰の雪は不安定 入山者は注意を!

11月13日、十勝連峰・上ホロカメットク山(1920m)の標高1827m付近で発生した雪崩は、スキーヤー1名を巻き込みながら標高差約220m、距離にして約400mを駆け下った。巻き込まれたスキーヤーは完全に埋没したものの、同行者の迅速な対応と北海道警察航空隊による救助活動によって一命をとりとめ、事なきを得た。

雪氷災害調査チーム - 2007冬:十勝連峰の雪は不安定 入山者は注意を!

雪崩:究明へ調査隊、日本雪氷学会道支部が常設 ホームページで結果公開 /北海道(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

今月13日には上川管内上富良野町にある十勝連峰の上ホロカメットク山(1920メートル)西側斜面で男女2人が雪崩に巻き込まれ、救助された。

十勝岳連峰で雪崩 登山中の男性けが - 北海道新聞

上川管内上富良野町内の上ホロカメットク山(一、九二○メートル)の安政火口付近で、登山中の男女二人が小規模の雪崩に巻き込まれた。男性が雪に埋もれたが、女性が掘り出して救出した。

女性にけがはないが、男性は足にけがをして歩けないため、道警のヘリが救助に向かっている。また、富良野署で二人の身元を調べている。

山スキーの男女に雪崩 - STV

午前11時45分ごろ上富良野町にある標高1920メートルの「上ホロカメットク山」で、雪崩に巻き込まれたと通報がありました。雪崩に巻き込まれたのは札幌市の宍倉優二さんで宍倉さんは深さ50センチほど雪に埋もれましたが一緒にいた札幌市の馬場明日希さんが持っていたスコップで掘り起こしました。2人は警察のヘリコプターで救出され、宍倉さんは病院で手当てを受けているということです。警察によりますと2人はけさから「上ホロカメットク山」で山スキーをしていたということです

十勝岳連峰で雪崩、男性1人巻き込まれる - 北海道ニュース : nikkansports.com

13日午前11時20分ごろ、十勝岳連峰の上ホロカメットク山(標高1,920メートル)の安政火口付近(同約1,800メートル)で小規模な雪崩が発生、山スキーをしていた札幌市白石区平和通7丁目、宍倉優二さん(29)が巻き込まれた。同行の女性(24)が救助し、道警ヘリで富良野市の病院に搬送。外傷はないが経過入院した。

富良野署によると、2人は13日朝から山に登っていた。宍倉さんが雪崩に巻き込まれたのを女性が目撃、スコップで掘り起こし携帯電話で119番したという。

旭川地方気象台によると、13日午前、札幌の上空1400メートルの気温は3・6度と平年より8・7度高く「十勝岳連峰付近でも雪崩が発生しやすい状況だったのではないか」(同気象台)という。

2007年11月7日水曜日

静岡:安倍峠〜山伏山で遭難か

遭難:神奈川の67歳、山伏山で−−静岡・梅ケ島 /静岡(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

静岡市葵区梅ケ島の山伏山(標高2014メートル)に1人で登山に出かけたまま7日から連絡がないとして、神奈川県相模原市矢部の無職、森隆則さん(67)の家族が9日深夜、静岡中央署に届け出た。10日朝に森さんの乗用車が約7キロ離れた安倍峠の駐車場で見つかり、同署は森さんが遭難したとみて捜索している。

調べでは、森さんは7日早朝、安倍峠から山伏山を歩いて日帰りで往復する予定で出発したが、帰宅せず連絡もつかなくなったという。十分な食料は持っていないとみられる。

神奈川の男性が遭難か(産経新聞) - Yahoo!ニュース

なかなか決断ができなかったのだろうが、警察へ連絡するのが遅いすぎはしないか。

one day : 遭難

今日山岳会も加わり大掛かりの捜索をおこなったようで、捜索に参加した知り合いの山岳会の人の話しでは遭難者のイニシャルが書かれた赤いテープが所々木に巻かれていて、山伏付近にも赤いテープがあったようで指紋確認のためテープを回収して警察に回したようです。
今日は遭難者の発見には至らずこの赤いテープだけ発見できた。
この遭難者は7日に入山したので今日でもう一週間以上経過。
無事発見できるといいけど…

静岡の山と渓 | 遭難捜索

上写真は、昨日見つかったM氏が付けたコースサインです。
赤いビニールテープに日付とイニシャルが書かれ、立ち木に巻かれていました。このテープを回収し、ご家族に確認していただいたところ「本人のものに間違いない」とのことでしたが、念のために警察で「指紋」の確認をすることになりました。

静岡の山と渓 | 20071121 - 今までの捜索は

静岡の山と渓 | 20071123

今日は、下写真のワンちゃんが主役の捜索でした。ワンちゃんは捜索救助犬です。

皆さん「救助犬」は地震被災地などで活躍しているのをTVなどでご覧になったことがあると思います。でもこのワンちゃんは特殊な訓練を受けた犬なのです。

特殊というのは「遺体の捜索」が専門なのです。

昨年末の二王山そして今回、ご家族の要請でワンちゃんが出動したのです。その能力はすごいものでした。小さな穴の開いた塩ビパイプ(私には何も臭わないのですが、微量の「人工死臭」が出ています)を持って、ワザと犬の風下側の笹の中に隠れたのですが直ぐに嗅ぎ当てられてしまいました。

静岡の山と渓 | 20071124

捜索救助犬のチャンス君、リトリバーの5歳だそうです。 右に座っているのがハンドラーの若山さんで、東京の世田谷から来て頂きました。

2007年11月5日月曜日

富士山:軽装の20代男性4人、無謀登山で救出

富士山で男性4人遭難 軽装の未経験者、ヘリで救出(産経新聞) - Yahoo!ニュース

5日午前10時45分ごろ、富士山を登山中の男性4人から、「アイスバーンに阻まれて動けなくなった」と助けを求める110番通報があった。山梨県防災ヘリが救助して4人は無事だった。

山梨県警富士吉田署によると、遭難したのは、東京都町田市のアルバイト店員(25)らいずれも20代。午前4時半に5合目を出発、9合目付近まで登ったが、仲間の1人が具合が悪くなり、下山しようとしたが、アイスバーンで下山できなくなった。4人は「思い出作りに富士山に登ろう」と計画したが全員が冬山は未経験。ジーパンにスニーカーの軽装で、登山計画書の提出もなかった。同署では「軽装で登るとは非常識きわまりない。下界は秋でも富士山は冬。命にかかわる」と無謀な4人にあきれていた。

軽装で富士登山の4人救助 - 社会ニュース : nikkansports.com

4人とも雪山経験はなくジャンパーにジーパン、スニーカーという軽装で5日午前4時半ごろ5合目を出発した。登山道を外れて約30センチの積雪がある現場に迷い込み、アイスバーンで歩けなくなったという。

冬の“流儀なき富士登山”に警鐘 若者4人救出騒動(産経新聞) - Yahoo!ニュース

登り始めて約6時間。すでに4人は吉田大沢西の白山岳直下、9合目にいた。1人が「頭が痛い」といいだし、登頂をあきらめ下山しようと思ったが、すでに辺りはアイスバーンと化した。

青年たちの服装は、この時期の富士山9合目では場違いなジーンズ、ジャンパー、スニーカー。アイゼン、ピッケルなど冬山装備品を持っていない4人が凍りついた急斜面を下りることなど不可能。滑る足元に恐怖を感じ、1人が携帯電話で110番通報。標高3570メートル地点(山梨県消防防災航空隊調べ)で県防災ヘリに救助される始末となった。

軽装で富士登山の4人 9合目からSOS - 山梨日日新聞

県防災ヘリ「あかふじ」が積雪三〇センチの岩場の陰でうずくまっている男性四人を発見、午後二時までに救助した。けが人はなかった。富士吉田署は「凍死、滑落する危険性があった」として厳重注意した。甲府地方気象台によると、五日正午の富士山頂の気温はマイナス二・八度だった。

2007年11月4日日曜日

鳥取:大山で男性が足を捻挫し動けず救助要請

登山事故:大山で相次ぐ 県警、登山届に地図添付へ /鳥取 - 毎日jp(毎日新聞)

今月4日、大山から下山中の男性(66)が、足首を捻挫(ねんざ)して八橋署などに救助を要請。同署員ら約30人が出動し、約5時間後に救出された。また、先月31日には、60歳代の女性が下山途中に体調が悪化して動けなくなり、同署などに救出された。

また今月7日には、大休峠避難小屋で持ち主不明のリュックサックが見つかり、同署などが捜索したが遭難者などは見つからなかった。

2007年11月3日土曜日

会津:志津倉山で下山中に滑落死

NEWSフラッシュ:福島県の登山道で仙台の女性滑落死 /宮城 - 毎日jp(毎日新聞)

3日午後1時10分ごろ、福島県三島町間方の志津倉山にある「糸滝」近くの登山道で、仙台市泉区将監4、無職、伊藤美津子さん(65)が足を滑らせ、約100メートル下のがけに転落した。伊藤さんは胸などを強く打ち死亡した。伊藤さんは同日早朝から登山パーティー仲間5人と入山し、事故時は下山途中だった。

三島で登山女性が滑落、死亡 - 福島県内ニュース - KFB福島放送

伊藤さんは県防災ヘリで救助され、会津若松市の病院に運ばれたが、肋骨(ろっこつ)を折るなどして同4時半ごろ、死亡が確認された。

みんゆうNet 福島民友ニュース - 仙台の女性滑落死 三島の志津倉山で下山途中

伊藤さんは登山道沿いにある糸滝付近で、岩場になっている幅約70センチの登山道から転落した。伊藤さんの前方を歩いていた新潟県新発田市の会社員男性(51)が発見、110番通報した。

登山道は大量のぬれ落ち葉に覆われ滑りやすくなっており、伊藤さんは足を滑らして滑落したとみられ、原因を調べている。

伊藤さんは、仙台市内のサークル仲間ら6人グループで同日午前8時ごろから登山を始めた。事故現場付近では、同グループのメンバーが間隔をあけて下山しており、伊藤さんはグループの先頭を歩いていて滑落したとみられる。

奥秩父:瑞牆山で男性が突然死

24時:北杜・瑞牆山で登山中の男性死亡 /山梨 - 毎日jp(毎日新聞)

3日午後0時25分ごろ、北杜市須玉町小尾の瑞牆山(標高2230メートル)の山頂付近で、神奈川県松田町松田惣領、設計事務所経営、渡辺邦彦さん(59)が突然倒れたのを、通りかかった下山者が発見し119番。県防災ヘリが甲府市内の病院に収容したが、死亡した。病死とみて調べている。

丹沢:カサギ沢で熊に襲われる

クマに襲われ、1人けが/相模原 : ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞

暫定 熊写真

三日午後零時20分ごろ、相模原市津久井町鳥屋の早戸川沿いの山中(カヤノ沢とカサギ沢の合流点からカサギ沢に300mほど入った地点)で、厚木市在住の男性会社員がクマに襲われた。男性は病院に運ばれたが、顔などにけがを負った。

 津久井署(事情聴取は厚木署宮ヶ瀬駐在が行った)によると、男性は一人で山歩きのため訪れ、姫次からカヤノ沢とカサギ沢の中間尾根を二つの沢の分岐点付近に下降し、榛の木丸に登り返そうとカサギ沢を徒歩で散策中に約十メートル先にクマがいるのを発見、睨み合ったまま、距離をかせごうと後ずさりを一歩二歩と始めたところで熊が向かってきたので応戦し、格闘となった。男性は自力で(榛の木丸〜魚止め橋;旧丹沢観光センター経由で)下山脱出し、厚木署宮ケ瀬駐在所に通報した。

現場は、同川沿いのキャンプ場「丹沢観光センター」から上流に向かって約三キロの地点で、県によると、集落まで約十キロは離れているという。

格闘した熊は大きな熊です。今まで丹沢で見た中では一番の大物です。全長は1mを越えていると感じました。かまいもしないのに襲ってくることから言えるように凶暴です。また遭遇した場所は姫次とは地勢的につながり、距離も目と鼻の先であり、熊が格闘後に逃げていった方向もまさにその方向です。付近をハイキングされる方々はマシラの顛末を他山の石にしてご用心ください。

最後に
現在治療中です。格闘の結果、顔を中心に全身数十針の縫合と骨折、歯も四本ほどが欠損した大けがでしたが、医師が言うにはうまく急所を外れているので感染症にさえ用心すれば数週間で治癒するでしょうとのことで、入院は不要/通院してくださいとのことに従って治療中です。

一度人を襲って征服欲を味わった熊は、それまで抱いていた人は怖いものだという警戒心が大幅に薄れ、熊の方から積極的に人に寄ってきて手軽に二度・三度と繰り返し人を襲う可能性が高まり、通りがかりの人が極めて高い危険に晒されることになるので行政として放っておけないのだそうだ。

沢登り教室 | 丹沢・早戸川原小屋沢カサギ沢〜カヤノ沢

去年の原小屋沢から一年振り、去年と同じ場所に渓友号を駐め支度をしていると神奈川県と書かれている車がやって来た。私達が沢登りに来たというと、昨日カサギ沢〜カヤノ沢の出合いの所に熊が出たので気をつけてくださいと・・・えーーーまさにこれから私達が行くところではないですか

南ア:北岳で男性行方不明

北岳登山の男性が行方不明、遭難か - 社会ニュース : nikkansports.com

山梨県警南アルプス署は5日、山梨県南アルプス市の北岳(3193メートル)登山に出掛けた静岡県富士市岩本、会社員窪喜謙一さん(38)が予定を過ぎても下山していないため、遭難の可能性が高いとみて捜索を始めた。

発見できず、捜索は同日夕、悪天候でいったん中断、6日も天候の回復を待ってヘリコプターなどで捜索する予定。

調べでは、窪喜さんは3日早朝、「北岳に登山に行く」と自宅にメモを残し1人で出発。下山予定の4日を過ぎても戻らず、家族が県警に届けた。南アルプス市の登山口駐車場に窪喜さんの車が見つかったが、登山計画書は提出されていないという。

24時:南アルプス・北岳登山の男性が行方不明 /山梨 - 毎日jp(毎日新聞)

南アルプスNET - 遭難の男性発見できず 南アルプス署

南アルプス署は6日、南アルプス市芦安芦倉の北岳で遭難したとみられる静岡県富士市の会社員男性(38)の捜索を続けたが発見できなかった。7日も捜索する方針。

調べによると、自宅に残したメモなどから男性は3日に単独で入山したとみられる。夜叉神峠には男性の車が残されたままになっていることから遭難した可能性が高いとみて、6日は同署の山岳救助隊員6人が夜叉神峠や広河原の登山口周辺を中心に捜索した。

男性は登山計画書を提出しておらず、北岳周辺の山小屋に立ち寄った形跡もないことから登山ルートは特定できていない。

関係者によると、山頂付近には積雪があり、5、6の両日は雨が降るなど天候が悪化しているという。

南アルプス署は10日、南アルプス市芦安芦倉の北岳で遭難したとみられる静岡県富士市の会社員男性(38)の捜索を続けたが、発見できなかった。

関係者?

山麓のダメ親娘 : 遭難救助資金カンパ

昨日 社内メールにて 南アルプスで会社の人が遭難した模様なので へりを飛ばす為の資金カンパの要請がありました

山麓のダメ親娘 : 北岳

捜索は、打ち切りだそうです

奈良:大峰山・山上ヶ岳で道迷い遭難

奈良・大峰山で男性遭難か - 大阪ニュース : nikkansports.com

4日午前5時半ごろ、奈良県天川村洞川の大峰山に登山に行ったとみられる兵庫県川西市湯山台、会社役員清田勉さん(72)が帰宅しないと、清田さんの妻が中吉野署に届け出た。

中吉野署は大峰山の登山口付近の駐車場で、清田さんの乗用車を発見。遭難したとみて捜索を始めた。

調べでは、清田さんは3日午前6時ごろ、妻に「大峰山に行く。(同日の)午後6時か7時ごろに帰る」と言って1人で自宅を出発した。

遭難?:大峰山登山の川西の男性 /兵庫 - 毎日jp(毎日新聞)

清田さんは3日午前6時ごろ、1人で車で登山へ向かった。日帰りの予定だった。清田さんの車は4日午前7時55分ごろ、同県天川村の県道沿いの駐車場で見つかった。清田さんは携帯電話を持っているが通じないという。

遭難:大峰山登山の男性、自力で下山−−奈良 /兵庫 - 毎日jp(毎日新聞)

5日午後1時45分ごろ、奈良県天川村洞川の大峰山登山口付近で、川西市湯山台1、会社社長、清田勉さん(72)が自力で下山しているのを地元消防団員が見つけた。