2007年10月2日火曜日

2006年10月連休の遭難死でガイドを書類送検

asahi.com:ガイドを書類送検へ 北ア4人遭難死亡 悪天候で強行 - 社会

北アルプス白馬岳(標高2932メートル)で昨年10月、九州からの7人のパーティーが遭難し女性4人が死亡した事故で、長野県警大町署は同パーティーを引率した福岡県大牟田市の山岳ガイド、田上和弘さん(49)を業務上過失致死の疑いで近く書類送検する方針を固めた。悪天候の中で登山を強行した点などに過失があったと判断した。同署は1日、田上さんから同容疑で事情聴取をした。

天候は7日午後にみぞれから雪となり、最後は吹雪に変わったという。当時、三陸沖で急速に発達した低気圧に寒気が吹き込む冬型の気圧配置だった。同署はこうした状況に加え、営利目的のガイド登山で一度に4人が死亡した点も重視したという。

事故当時の記事:

Travellers Tales : 季節外れの西高東低の冬型気圧配置の到来で大量遭難

信濃毎日新聞[信毎web] 白馬岳で4人死亡遭難事故で大町署がガイド男性と実況見分

男性ガイドは3日、取材に対し「自分も、どうしてこうなった(遭難した)のか分からない」と述べた。