2008年4月29日火曜日

北ア:五竜岳・山スキー中に滑落?

長野全県ダイジェスト 北ア・五竜岳で高崎の登山者帰らず /信濃毎日新聞

27日午後6時すぎ、北アルプス五竜岳(2、814メートル)に向かった群馬県高崎市、自営業新井裕己さん(32)が帰らないと、新井さんの知人が北ア北部地区山岳遭難防止対策協会員を通じて大町署に届けた。

長野全県ダイジェスト 五竜岳登山の男性は遺体で発見 /信濃毎日新聞

北アルプス五竜岳(2、814メートル)に向かったままになっていた群馬県高崎市、自営業新井裕己さん(32)は28日午前8時すぎ、五竜岳山頂東側のがけ下約300メートルの雪の上に倒れているのを捜索中の県警ヘリが見つけ、収容された。

頭などを強く打っており、既に死亡していた。新井さんは東大スキー山岳部の監督。

時事ドットコム:東大スキー山岳部監督が死亡=滑落か、北ア五竜岳−長野県警

遭難:山岳スキーヤーの新井さん、遺体で発見 北ア五竜岳 - 毎日jp(毎日新聞)

新井さんはスキー板が外れた状態で、近くにリュックサックが落ちていた。23日に1人で長野県白馬村神城のスキー場から入山したが、届け出はしていなかったという。

新井さんは日本を代表する山岳スキーヤーで、02年に北アルプス鹿島槍ケ岳(2889メートル)北壁の初滑降に成功。05年から日本山岳協会選手強化委員を務めていた。

山岳スキーヤーの新井裕己さん、北アで死亡…捜索ヘリ発見 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

山頂付近には、新井さんのものとみられるスキー板が刺さっていた。同署は山頂付近から滑落したとみている。

新井さんは山岳スキーをするため、23日から同県白馬村から1人で入山、24日に下山する予定だった。新井さんの知人が27日夕、「新井さんのブログが更新されてない」と、同村遭難対策協議会に連絡し、28日朝から県警が捜索していた。

asahi.com:東大スキー山岳部の新井監督、北アルプスで遺体発見 - 社会

同署によると、新井さんは23日に1人で同村内の「HAKUBA47スキー場」から入り、南西方向に約7キロ離れた五竜岳を目指して24日に下山する予定だったという。新井さんは発見時、スキー靴を履いていた。同署は滑走中に滑落したのではないかとみて調べている。

新井さんのブログによると、22日にも日帰りで五竜岳に登っていた。下山の際に、水分を多く含んだ湿雪の雪崩が起き、「かなり神経使いながら一歩一歩命がけ」と書いている。

新井さんは急斜面での滑降で知られる山岳スキーヤーで、東大大学院農学生命科学研究科の修士2年だった02年4月、北アルプス・鹿島槍ケ岳(2889メートル)北壁のスキー滑降に初めて成功した。フリークライミングのトレーニングの研究でも知られ、共著に「フリークライミング」(山と渓谷社)がある。

新井さんが連載をしていた雑誌「ROCK&SNOW」の萩原浩司編集長は「過激なルートを攻め続けて限界に挑む第一人者だったが、安全面の研究もしていた。彼を目標にしてチャレンジしていた人は多かった」と語った。

新井裕己氏が滑落死? - 豊後ピートのブログ

気になったので白馬にいる知人に連絡をとってみたのですが、わかったのは以下の事実だけです。

  • 現場は武田菱の直下
  • 外傷から見ると滑落か転落のように見える
  • 新井さんの仲間から(白馬の知人に)連絡があったので、警察に救助要請するように指示した。

スキーで滑降中にミスったのかと思っていましたけど、それともまた違う雰囲気です。

山岳スキーヤーの新井裕己さん、北アで死亡 (雪山大好きっ娘。2.0β)

このニュースだけでは事故詳細は不明ですが、情報をまとめると、4/21 にラインを間違えて失敗した 五竜岳・武田菱に新ルートを開きに、TLT + 兼用靴で再トライをして事故にあったようです。

「山」と「スキー」とVer.3 新井氏遭難

今回はディナフィットのTLT&ツアーブーツに履き替えたばかりで、ツアーブーツにありがちなレスポンスの悪さに苦しんでいた節があり、果たしてどうなかと思っていたのですが。

新井裕己さんが五竜岳で遭難 - PowerNaviオンラインショップの店長日記 - Yahoo!ブログ

新井さんは鹿島槍ヶ岳北壁の初滑降で東大総長賞を受賞するなど、斜度40〜50度の絶壁に平気で突っ込んでいくエクストリームスキーヤー。「途中で200m吹っ飛びましたが、無傷でした」などとブログで書いていただけでに、いつか大怪我するのではないかと心配していました。しかし、雪崩についての知識も豊富で、大胆に見えながら慎重に行動していたので、突然の訃報にたいへん驚くとともに、ショックを受けています。

OD BOX渋谷店 : ご冥福をお祈りします

新井裕己氏が北アルプス五竜岳で亡くなられた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080428-00000013-yom-soci

朝から大きな喪失感で、動揺が隠せない。

先鋭的な山岳スキーヤーとして、
登山活動全般にわたる生理学的分野の理論家として、
まさに理論と実践とを高い次元で両立させていた人だった。
山岳スキーという限られた分野だけでなく、
クライミングも含めた日本山岳界をリードする理論家の喪失。
この痛みは深く、大きい。

衝撃的なニュース - KAZの活動日誌

もう5年年くらい前でしょうか。当時、山岳雑誌「岳人」で連載記事「キャンパスレポート」というページを担当していたKAZは、いくつかのの高校、大学の山岳部や山岳系同好会を取材していたのですが、そのなかでズバ抜けて印象深かったのが東京大学スキー山岳部でした。

その取材を受けてくれたのが当時まだ学生だった、新井裕己さんでした。

山岳ガイドの業務日誌 訃報

彼のことを今さら語ることはないでしょう。多くの人間が度肝を抜かされ、多くの人間が影響を受けたはず。そして何よりも、彼は限界を押し上げていた「数少ない」ホンモノの一人です。

PIKANDA 2008.4.28 五龍岳で新井裕己さんが滑落死亡 毎日Webと読売新聞より

PIRABLOG: livin' on the edge

とにかく凡人の価値観をみじんも持っていない、ぶっ飛んだ奴だったなぁ。
そして常にナイフのエッジを歩こうとしている、一線の人でした。

彼がクライミングにもたらした科学と生理学理論の光は決して小さくないでしょう。
でも、彼と友でいられた5年間に理論以上に学んだことは、こういうことだと思います。

「常に開拓者であれ」

本当に惜しい友をなくしました。
どうか安らかに。

アスリートの死 - North Shore Products

私の敬愛する山岳アスリート、新井裕己氏が亡くなりました。北アルプス・五竜岳(2814メートル)での山岳スキー中に、山頂付近から滑落したようです。

彼とは、富士山での夏季登山ガイド仲間として知り合いました。強い意志と行動力、それにリーダーシップを併せ持ちつつ、常に独りで道なき道を切り開いていくことを恐れない孤高のアスリートという印象を持っています。登山というものの様々な楽しみ方の中でも特にクライミングとスキーを愛し、そしてクライミングの難ルートとされるような氷壁をスキーで滑降するという偉業で名をはせてきた冒険者です。

climbon: 良い話、悪い話

新井君とは以前(10年ちかく前だったかな)、24時間テレビで「義足の少年達が荻原次晴さんと共に富士登山に挑戦する」という企画のサポートを一緒にやった思い出があります。

当時から彼にはパワフルかつインテリジェントな印象を持っていました。

その後のエクストリームスキーにおけるめざましい活躍に、何度も刺激を受けました。

ZZ亭日乗: 追悼 新井裕己氏

新井氏は、白馬岳山頂直下、五竜岳北壁などの初滑降など The most extream skier in Japan とでもいうべき記録を残し、またクライミングにおいてもロック&スノーで連載された「ハードコア人体実験室」などユニークな活動で我々を楽しませてくれました。

新井裕己さんのブログ:Laboratorism - 新井裕己のハードコア人体実験生活(キャッシュ)

新井裕己さんが投稿した動画:YouTube - laboratorism's Channel

新井さんの講演には何度か参加したことがあるし、直接メールでやり取りしたことがあるだけに、衝撃を受けた。哀悼の意を表します。

2008年3月31日月曜日

室堂でのmovaサービスが終了

重要なお知らせ : 富山県立山室堂地区のFOMAサービスエリア(FOMAプラスエリア)拡大について | お知らせ | NTTドコモ

2008年4月1日(火)より、富山県立山室堂地区(富山県中新川郡立山町芦峅寺室堂平周辺。以下、「同地区」。)にFOMAサービスエリア(FOMAプラスエリア)を 拡大し、サービスを開始します。

 これに伴い、2008年3月25日(火)午前0時をもちまして、同地区でのmovaによる携帯電話サービスを終了させていただきます

2008年1月4日金曜日

計画書を出す登山者はたったの 6% - 埼玉県

登山届 知ってますか 計画書提出 県内わずか6% 県警「万一に備え出して」

登山計画書は、登山の行動予定と携行する装備、食料などを記入するのが一般的。登山口のポストや近くの交番などに提出する。富山県や群馬県などは提出義務を条例化しているが、埼玉をはじめ多くの自治体は登山者の意思に委ねている。

県警地域課によると、県内の山で、昨年一月から同十一月末に登山計画書を提出した人は一万二千人。二十万人とされる登山者の6%。宝登山(秩父郡長瀞町)を登ろうとしていた登山初心者の男性(30)が「計画書を書くなんて聞いたことがない」と言うように、なじみは薄い。

大霧山(秩父郡皆野町)の登山口に設置されている計画書提出ポストには、計画書が何通か入っていた。だが、大抵の人は見向きもしない。登山歴十五年以上の男性(58)も「あることは知っていたが、特に意識はしなかった」と言い、山に登っていった。

これに対し、少しでも多くの人に計画書を提出してもらおうと、県警は昨年五月から、計画書を県警ホームページから送信できるようにした。書類だけでなく、最新の山岳情報も提供している。だが、昨年十一月末現在で電子申請はわずか三十二件。ほとんど利用されていないのが実情だ。

とはいえ、登山計画書を出していたことで、一命を取り留めた例も多い。二〇〇四年には、県警が計画書を基に両神山で遭難者を捜索したところ、捜索開始から約二時間で救出できた。

2008年1月3日木曜日

日光:白根山で遭難・1人死亡

asahi.com:日光白根山で男性1人が死亡 群馬・栃木県境 - 社会

asahi.com:

群馬、栃木両県にまたがる日光白根山(2578メートル)から下山した神奈川県内の男性らから3日夜、両県警に「仲間1人が山で動けなくなり、そのまま残っている」と110番通報があった。4日朝から群馬県警谷川岳警備隊が救助に向かい、同日正午前、栃木県の五色沼付近の雪洞で、横浜市泉区の会社員井上敬充(たかみつ)さん(31)とみられる男性を見つけたが、すでに死亡していた。

調べでは、井上さんは、いずれも神奈川県内の男性3人と先月31日午後、群馬県片品村東小川の菅沼キャンプ場を出発。翌日に日光白根山に登頂したが、下山する途中で道に迷い、五色沼付近で雪洞をつくって露営した。

1月2日になって、井上さんが体調を崩して動けなくなったため、3人が救助を求めるため下山した。

井上さんはパーティーのリーダー格で、腰ほどの高さの雪を先頭でかき分けながら歩いており、疲労が激しかったという。4人は2日に下山する予定だった。

中日新聞:日光白根山で1人不明 3人は救助:社会(CHUNICHI Web)

3人は昨年12月31日に片品村東小川の登山口から入山。途中で体調を崩した1人を山中に残し、横浜市の男性ともう1人が助けを求め下山した。もう1人は横浜市の男性と別れ、3日午後9時55分ごろ、日光市の山荘に助けを求めた。体調を崩した男性も同10時半ごろ、自力で片品村東小川の登山口まで下山し救助された。

日光白根山で31歳男性死亡 - 社会ニュース : nikkansports.com

大和市の男性は3日午後10時ごろ、栃木県日光市の山荘まで歩き、救助された。藤沢市の男性も同10時半ごろ、片品村東小川の登山口まで自力で下山。泉区の男性は下山後、通り掛かったスノーモービルに救助された。

日光白根山で遭難3人下山 1人不明か(産経新聞) - Yahoo!ニュース

調べでは、3人は、昨年12月31日に同村の菅沼キャンプ場から入山。別の男性が高山病のような症状を発症し、下山不能となった。横浜市の男性は通りかかったスノーモービルに救助され、体調不良を訴えた男性も自力で同キャンプ場付近まで下山。もう1人は栃木県方面に救助を求め、同県日光市内の山荘に保護された。

♪パンパカパ~ン♪ また死にました Part 72

1日夜からビバーク。2日、Aを残してBCDが下山

A 横浜市泉区の男性(31)=井上さん 遺体で発見
B 横浜市泉区の男性(29) 3日午後7時ごろ国道120号金精トンネルの非常電話から
                群馬県警に救助要請。通りがかったスノーモービルに救助。
C 神奈川県藤沢市の男性(31) 3日午後10時半ごろ、群馬県片品村東小川の登山口に下山
D 神奈川県大和市の男性(30) 3日午後10時ごろ、栃木県日光市の山荘まで下山、救助要請
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20080104-303124.html
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200801040443.html

整理してみた。早い時間の記事がわかりにくくなってるのは同じ住所(横浜市泉区)の人、 同じ年齢(31)の人がいたせいかもしれない。

2008年1月2日水曜日

中ア:不明の大学生、無事下山

livedoor ニュース - ◎大学生2人と連絡取れず=中央アルプス縦走中-長野

中央アルプスを縦走中だった立命館大(京都市)の学生2人と連絡が取れないと、大学関係者から長野県警駒ケ根署に2日、通報があった。県警は3日朝から、ヘリを飛ばして捜索する。 同署によると、2人は大学の山岳部に所属する男性部員で、滋賀県野洲市の大学4年生(23)と京都市上京区の大学2年生(19)。 調べによると、2人は昨年12月26日、長野県松川町の鳩打峠から入山。

@nifty:NEWS@nifty:中ア縦走の2大学生戻らず(共同通信)

時事ドットコム:大学生2人、一時連絡取れず=中央アルプス縦走中-長野

長野県の中央アルプスを縦走中だった立命館大(京都市)の学生2人と下山予定日になっても連絡が取れないと、大学関係者から2日、県警駒ケ根署に通報があった。同署は同日午後7時40分ごろ、携帯電話で2人の無事を確認。2人はその後、同県大桑村に自力下山した。

同署によると、2人は山岳部の男性部員で、滋賀県野洲市の4年生(23)と京都市上京区の2年生(19)。ともに軽い凍傷を負っていると話しているが、命に別条はないという。

調べによると、2人は昨年12月26日、長野県松川町の鳩打峠から入山。30日までの予定で烏帽子ケ岳(2195メートル)から木曽駒ケ岳(2956メートル)まで縦走し、同県上松町へ下山する予定だった。予備日の3日間が過ぎた2日になっても連絡がないため、関係者が通報した。

<中央アルプス>大学生2人戻らず…連絡取れ無事(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

参考:

長野日報 (Nagano Nippo Web) - ニュース - 中央アルプス 天候悪化で入山不可能に

富士山:登山訓練中に滑落死亡

富士山で滑落、男性死亡 - 社会ニュース : nikkansports.com

2日午前9時ごろ、静岡県御殿場市の富士山の宝永第2火口付近(標高約2600メートル)で、同県富士市、富士市消防職員小口貴裕さん(27)が約300メートル滑落した。午後2時20分ごろ、県警の山岳救助隊がヘリで救助し病院に搬送したが、小口さんは頭を強く打って即死だった。

御殿場署によると、小口さんは地元の山岳会のメンバーで2日に入山し、1日から来ていたほかの2人の仲間と合流して登山訓練をしていた。火口付近には約30センチの積雪があり、アイスバーン状態だったという。仲間の男性(58)が妻を通じて119番した。

富士山で登山訓練中の静岡・富士市消防本部の職員が火口付近で滑落、死亡(フジテレビ系) - Yahoo!ニュース

滑落事故があったのは富士山宝永火口付近で、2日午前9時ごろ、「男性1人が滑落した」と、一緒にいたメンバーの家族を通じて消防に通報があった。 滑落したのは、富士市厚原の消防職員・小口貴裕さん(27)で、小口さんは、所属している「富士宮山岳会」のメンバー2人と宝永火口付近で登山訓練をしていたという。

2008年1月1日火曜日

蔵王:刈田岳で男性行方不明

初日の出登山から男性戻らず 蔵王刈田岳 捜索開始 - 社会ニュース - au one ニュース

蔵王連峰の刈田岳(宮城県蔵王町、1758メートル)に1人で初日の出登山に出かけた仙台市青葉区みやぎ台2丁目、建築事務所経営佐藤実さん(60)が予定時刻を過ぎても帰宅しない、と家族から1日夜、県警に届け出があった。県警は佐藤さんが遭難した可能性もあるとみて2日朝から捜索を始めた。

asahi.com:初日の出登山から男性戻らず 蔵王刈田岳 捜索開始 - 社会

佐藤さんは1日午前0時ごろに乗用車で自宅を出て、同日午後2時ごろに帰宅する予定だったが戻らず、連絡も取れないという。車は刈田岳に近いスキー場の駐車場に止めてあるのが2日未明に見つかった。1日は荒天だったが雪崩発生の報告はないという。

同署は12人態勢で登山ルートを捜索するとともに、県警ヘリでも上空から捜索する。