2007年8月17日金曜日

北ア:槍ヶ岳で落石2人重傷

遭難記事2009「長野県山岳連盟」

槍ケ岳で落石2人重傷(2007/8/18信毎)

十七日午後二時二十五分ごろ、北アルプス・槍ケ岳(三、一八○㍍)山頂付近で直径約一㍍の石が落ち、山頂から約五十㍍下のはしご手前を登っていた東京都中野区、会社員岡田健さん(34)と同北区、宇野恬子(やすこ)さん(62)に当たった。二人とも右足の骨を折る重傷を負った。

松本署などによると、岡円さんと宇野さんは別のパーティーで入山、同日槍ケ岳山荘で合流し、山頂を目指し計五人で登っていた。先頭にいた岡田さんと二番目にいた宇野さんが落石を受けた。

同山荘従業員の救助隊員らが救助し、松本市内の病院へ県警ヘリで運んだ。

山頂に向けての登山道は狭く、はしごは一人ずつ昇り降りするため、夏山シーズンがピークとなるこの時期、落石現場周辺は登山者の長い行列ができる。