2007年8月12日日曜日

三重:鎌ケ岳登山の男女2人行方不明後、男性死亡

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <遭難?>三重・鎌ケ岳登山の男女2人戻らず 捜索開始

9日に三重県四日市市水沢の宮妻峡から鎌ケ岳(1161メートル)に日帰り予定で登山した登山仲間の津市半田、無職、森本恒夫さん(79)と同市久居持川町、会社員、大岩ひで子さん(59)の2人が12日になっても帰宅せず、三重県警は遭難の可能性があるとみて同日捜索を始めた。

森本さんは山登りのベテランでハイキングや登山大会を主催している「津峠の会」(津市半田)の会長を務めている。

Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 三重・鎌ヶ岳に登山、59歳女性と79歳男性が行方不明に

9日早朝、日帰りの予定で同市水沢町の宮妻峡から鎌ヶ岳に向かったが、同日夜「帰れない」、翌10日朝に「きょう帰る」と、大岩さんから家族に携帯電話で連絡があった。しかし、そのまま帰宅せず、携帯電話もつながらなくなったことから、大岩さんの家族が11日夕方、警察に届けた。同コースは急斜面を登るなどの難所があり、初心者には難しいコースという。

中日新聞:海や山で遭難相次ぐ 三重・四日市で男女死傷、滑落か :社会(CHUNICHI Web)

十三日午前七時五分ごろ、三重県四日市市水沢町の宮妻峡キャンプ場付近の山中で、九日に登山に出掛けたまま行方不明になっていた津市半田、無職森本恒夫さん(79)と同市久居持川町、会社員大岩ひで子さん(59)が倒れているのを同県警四日市西署などの捜索隊が見つけた。二人は県警航空隊のヘリコプターで四日市市内の病院に運ばれたが、森本さんは既に死亡、大岩さんは意識はあるが衰弱が激しいという。

二人が発見されたのはキャンプ場の北西約六百メートルの山中で、登山道から約五十メートル下の谷。下山途中に滑落したらしい。森本さんの死因は低体温による衰弱死。

調べでは、二人は九日午前八時ごろ、宮妻峡の登山口から入山、三重・滋賀県境の鈴鹿山脈の水沢岳(一、〇三〇メートル)から鎌ケ岳(一、一六一メートル)を登り、午後五時ごろ下山予定だった。

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <登山遭難>不明の男性死亡発見 女性も衰弱 三重・鎌ケ岳

13日午前7時5分ごろ、三重・滋賀県境の鎌ケ岳(三重県菰野町、1161メートル)に日帰り登山に行った津市半田、無職、森本恒夫さん(79)と同市久居持川町、会社員、大岩ひで子さん(59)が、同県四日市市水沢町の宮妻峡キャンプ場駐車場北西約600メートルの沢で倒れているのを、同県警などの捜索隊が発見した。森本さんは死亡。大岩さんは衰弱しており、同市内の県立総合医療センターに搬送された。

捜索隊に加わった三重県山岳連盟副理事長、根本幹雄さん(54)によると、大岩さんは「道に迷い、登山道から外れた道を宮妻峡に向かったが、途中がけから約15メートル下の沢に落ちた」と話していたと言う。

中日新聞:鎌ケ岳遭難事故「普通の登山道も危険」 関係者、中高年愛好家に警告:三重(CHUNICHI Web)

森本さんは津市久居持川町、会社員大岩ひで子さん(59)と二人で、九日午前八時ごろに宮妻峡の登山口を出発。水沢岳(一、〇三〇メートル)から鎌ケ岳を登り、午後五時に宮妻峡に戻ってくる計画を立てていた。同署によると、通常五−六時間で回れるコースで、計画に無理はなかったという。ただ二人の捜索にも参加した県山岳連盟理事長萩真生さん(53)は「九日は気温が高く体力の消耗も激しかったのだろう」と推測する。

途中で夜を迎えた二人は、岳峠付近で野宿したとみられる。明るくなるのを待ち下山しようという冷静な判断だったが、十日、宮妻峡キャンプ場北西約六百メートルのカズラ谷で、約二十五メートルのがけから森本さんが滑落。助けようとした大岩さんも落ち、森本さんは低体温による衰弱で死亡。大岩さんも腰の骨を折るなど全治一カ月の重傷を負った。

大岩さんは動けなくなり、沢の水を飲むだけで三日を過ごし、十三日午前七時五分ごろ、捜索隊に発見された。

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - 鎌ケ岳の遭難:「市民登山広めた」 森本さんの死悼む声 /三重

登山歴が長ければ技術があるかというとそうではない。今回のケースはどうだったのか。

山道を行く 【遭難カルテ138】 鈴鹿・鎌ケ岳で2人死傷

些細なことかもしれませんが、疑問がひとつ。
女性の家族への連絡についてです。
時系列で整理すると
9日午後6時半ごろ→「帰れない」「友人の家に泊まる」
10日午前5時40分ごろ→「これから帰るので食事の用意をしてほしい」
以上から、少なくとも10日早朝時点では2人とも無事であったことが伺えます。
疑問に思うのは「友人の家に泊まる」です。
この言葉、複数の報道機関が報じていましたが、触れていないところもありました。
もちろん、これ以上の会話があったことは間違いないと思います。

家族に心配をかけないために出てきた言葉だったのでしょうか。。。。。
少なくとも、現在位置や体調など、なるべく詳細に伝えておくべきだったのではないでしょうか。
そうした内容の会話があれば、それも報じられていたことと思います。