2007年11月5日月曜日

富士山:軽装の20代男性4人、無謀登山で救出

富士山で男性4人遭難 軽装の未経験者、ヘリで救出(産経新聞) - Yahoo!ニュース

5日午前10時45分ごろ、富士山を登山中の男性4人から、「アイスバーンに阻まれて動けなくなった」と助けを求める110番通報があった。山梨県防災ヘリが救助して4人は無事だった。

山梨県警富士吉田署によると、遭難したのは、東京都町田市のアルバイト店員(25)らいずれも20代。午前4時半に5合目を出発、9合目付近まで登ったが、仲間の1人が具合が悪くなり、下山しようとしたが、アイスバーンで下山できなくなった。4人は「思い出作りに富士山に登ろう」と計画したが全員が冬山は未経験。ジーパンにスニーカーの軽装で、登山計画書の提出もなかった。同署では「軽装で登るとは非常識きわまりない。下界は秋でも富士山は冬。命にかかわる」と無謀な4人にあきれていた。

軽装で富士登山の4人救助 - 社会ニュース : nikkansports.com

4人とも雪山経験はなくジャンパーにジーパン、スニーカーという軽装で5日午前4時半ごろ5合目を出発した。登山道を外れて約30センチの積雪がある現場に迷い込み、アイスバーンで歩けなくなったという。

冬の“流儀なき富士登山”に警鐘 若者4人救出騒動(産経新聞) - Yahoo!ニュース

登り始めて約6時間。すでに4人は吉田大沢西の白山岳直下、9合目にいた。1人が「頭が痛い」といいだし、登頂をあきらめ下山しようと思ったが、すでに辺りはアイスバーンと化した。

青年たちの服装は、この時期の富士山9合目では場違いなジーンズ、ジャンパー、スニーカー。アイゼン、ピッケルなど冬山装備品を持っていない4人が凍りついた急斜面を下りることなど不可能。滑る足元に恐怖を感じ、1人が携帯電話で110番通報。標高3570メートル地点(山梨県消防防災航空隊調べ)で県防災ヘリに救助される始末となった。

軽装で富士登山の4人 9合目からSOS - 山梨日日新聞

県防災ヘリ「あかふじ」が積雪三〇センチの岩場の陰でうずくまっている男性四人を発見、午後二時までに救助した。けが人はなかった。富士吉田署は「凍死、滑落する危険性があった」として厳重注意した。甲府地方気象台によると、五日正午の富士山頂の気温はマイナス二・八度だった。