2007年9月19日水曜日

青森:白神山地で大雨による増水で男女5人立ち往生

千葉、横浜などの7人救助 豪雨の青森・白神山地|事件裁判|社会|Sankei WEB

15日に青森県西目屋村から白神山地に入ったとみられる横浜市都筑区茅ケ崎東、会社員北原浩一郎さん(41)ら男女5人が一時行方不明となっていたが、県警ヘリが19日午前10時すぎ、同村の山中で5人を見つけ救助した。いずれも命に別条はない。

5人は大雨による川の増水で動けなくなり、救助を待っていた。18日夜、一行の家族が県警に通報していた。

asahi.com:白神山地で遭難の7人、相次ぎ救助 青森 - 社会

午前10時半ごろには、15日から入山していた横浜市都筑区、会社員北原浩一郎さん(41)ら5人が、先に2人を救助したヘリコプターによって発見された。県警弘前署によると、5人は会社の同僚など。

青森・白神山地で2組計7人が遭難、ヘリで全員救助 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

登山のため15日から西目屋村の白神山地に入山していた横浜市都筑区茅ヶ崎東1、会社員北原浩一郎さん(41)ら5人が、下山予定時間の18日午後になっても戻らず、北原さんの家族が同署に通報した。

登山の7人ヘリで救助/白神山地/Web東奥・ニュース20070919130700

十九日早朝から捜索を開始、同日午前十時七分ごろ、県警ヘリが同村の大川の中州で青いビニールシートを広げ、火をたいて煙を出している五人を発見、救助した。

同署によると、行方不明になっていたのは、北原さんのほか、平山慎一さん、宮沢知子さん、青野祐子さん、児野紗知子さんの五人。年齢二十−四十代で、会社の同僚とみられる。

北原さんらは今月七日、青秋林道終点付近から山へ入り、鯵ケ沢町の赤石川上流域を経て暗門地区へ至る入山届出書を津軽森林管理署鯵ケ沢森林事務所に提出。十五日に青秋林道終点へ車で向かい、入山した。中南津軽を含む県内は十七日、大雨・洪水警報が出されいた

RAB青森放送 - RABニュースレーダー

グループのリーダー北原さんによると入山3日目の17日、予定ルートの状態が悪いことから引き返した。

しかし総雨量が160㍉に達する大雨になり、川の水位も急激に上がったため、2日間身動きが取れなくなった。

そしてきょう上空に捜索のヘリを見つけ、目立つように川の中州に大きなビニールシートを広げた上、焚き火の煙で合図した。

グループのうち2人は登山歴が5年から10年で、7月にも白神山地に入山していた。

今回は十分な食料を持っていたため体力の消耗が抑えられ、テントの中で水が引くのを待っていたことが幸いした。

NHK青森のニュース - 白神で遭難の5人無事発見

警察によりますと、5人は今月15日に西目屋村から白神山地に入山しましたが、下山予定の18日午後になっても家族に連絡がなかったため、警察は5人が遭難したものとみて19日の朝からヘリコプターなどを使って本格的な捜索を始めました。

そして、午前10時すぎ警察のヘリコプターが、入山した場所から南西に3キロの川の中州にいた5人の男女を発見しました。発見当時、5人は、火をたいて煙を出し、ヘリコプターに向かって手を振 っていたということです。5人はけがもなく元気で、救出された後、弘前警察署で男性2人が会見を開きました。

弘前警察署で会見を行った男性2人は「天気予報を甘く見ていた。ご迷惑をおかけして、大変申し訳ない」と謝罪しました。

そして、「入山初日は曇り時々晴れという予報で、川の増水もなかったので、予定通り山に入る判断をした。3日目の朝まで雨は小康状態だったが、昼ごろから土砂降りとなったため、来た道を戻っていたところ、川の増水で進めなくなった」と話していました。

西目屋村を含む中南津軽地方には前線などの影響で17日の午後から18日まで大雨洪水警報が出され気象庁の観測地点がある西目屋村の隣の弘前市では、降り始めからの総雨量が120ミリ近くに達していました。

先日も山に行った際に、朝方は天気が落ち着いて晴れていたのですが、天気図では日本海に低気圧と太平洋に台風が来ており、天気予報でも大雨雷注意報が出ていました。明らかに疑似好天だと思いましたので、悪天に捕まる前に急いで下山にかかりました。

ところが、一見天気がいいせいか、のんきな中高年登山者が我々の引き上げてきた方角へ何組も向かって行くのです。最初のうちは捕まえて、天気の情報を伝え注意を促していたのですが、こちらの「天気予報はチェックしてますか?」との問い掛けに、「天気予報は当てにしてませんから」との答えを聞くに及び、あきれてものを言う気も起きなくなりました。

気象情報を熟知した上で敢えて進むという選択はあって然るべきですが、「当てにならない」とのたまい、何の情報もチェックせずに、能天気に歩いている様に愕然としました。

案の定、我々が下山を完了する直前に大粒の雨が降ってきて、その後の山はずっと荒れ模様の天気でした。鎖場も多い岩稜帯のルートで、あの人たちは無事に山小屋にたどり着いたのでしょうか。