時事ドットコム:山岳遭難、過去最多=40歳以上が7割超−事前準備しっかりと・警察庁
7−8月に全国で起きた山岳遭難事故は、昨年同期比64件増の410件、遭難者は41人増の446人で、いずれも統計を取り始めた1968年以降、最多となったことが7日、警察庁のまとめで分かった。うち死者・行方不明者は7人増の48人。40歳以上が遭難者全体の約7割を占め、死者・行方不明者では8割以上となった。 同庁は、登山ブームを背景に中高年の遭難事故も増えているとして、秋の行楽シーズンに向け「装備や登山計画などの事前準備をしっかりしてほしい」としている。
Yahoo!ニュース - 産経新聞 - 山の事故446人 中高年約7割 過去最高 7、8月
遭難者が多い年齢帯は、55〜59歳が75人(16・8%)でトップ。次いで65〜69歳が61人(13・7%)、60〜64歳が56人(12・6%)、70〜74歳37人(8・3%)−などで、40歳以上だけで327人、73・3%に上った。
山岳系別の発生状況では、北アルプスが159人で最多。富士山も23人だった。転落や滑落による遭難が125人で、疲労や病気が108人、転倒も96人に上った。
東京新聞:水難事故が全国で766件 山岳遭難件数は最多:社会(TOKYO Web)
山岳別にみると、北アルプス152件、南アルプスと富士山が各19件。救助活動のため、警察や自治体などのヘリコプターが277回出動した。
Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <夏の事故>水難で死者・不明429人 山岳遭難は48人
信州山小屋ネット-夏山遭難、過去最多の92人 転滑落・転倒が7割 信濃毎日新聞社
県警地域課によると、今年の県内全域の入山者数は36万3000人で昨年より6万9000人増。同課は、遭難が過去最多を記録した背景について「好天で入山者が増えた」と分析する。
一方、県山岳遭難防止対策協会講師の丸山晴弘さん(66)=長野市吉田=は「中高年が自身の体力低下を認識していないことが遭難急増の背景」と指摘。団塊世代の大量退職時代に入り、今後も中高年の入山者が著しく減ることはない−とした上で、「中高年は日程を1泊増やすなど余裕を持った登山計画を立てる必要がある」と話している。