滋賀県警はこのほど、今年1月から10月末までの山岳遭難の発生状況をまとめた。40歳以上の中高年層による遭難が全体の8割を占めた。県警は、退職した団塊世代を中心とした登山ブームが背景にあるとみて、注意を呼び掛けている。
まとめによると、30人の遭難者のうち、40歳以上が24人で、このうち60歳以上が13人だった。
大津市内で7月、神戸市の無職女性=当時(71)=が滑落して亡くなるなど死者は2人で前年同期と比べて4人減ったが、負傷者は2人増の18人だった。
事前に届け出をしていないケースも目立つ。