2007年11月25日日曜日

奥多摩:棒ノ折山で登山者が猟銃で撃たれる

<猟銃誤射>「動物と間違え」発射、腕に命中 東京・奥多摩(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

25日午後4時ごろ、東京都奥多摩町大丹波の棒ノ折山で、イノシシ猟に来ていた神奈川県平塚市の男性会社員(57)が、登山者で千葉県市川市に住むアルバイトの男性(38)に猟銃を1発発射した。男性は銃弾が左腕に当たり全治約3週間のけがを負った。撃った男性は「動物と間違えた」と話しており、警視庁青梅署は業務上過失傷害の疑いで事情を聴いている。

調べでは、男性会社員は1人で猟に来ていた。登山の男性は会社員の約20メートル前方で登山道から外れて倒木に座り休んでいた。近くの草木が揺れたため、動物が潜んでいると勘違いして発砲したらしい。

「イノシシと間違えた」猟銃の弾が当たり登山男性けが : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

イノシシと間違え猟銃発砲 登山の男性、腕にけが - MSN産経ニュース

会社員は「物音がしたのでイノシシと間違えて撃った」と話しており、警視庁青梅署は業務上過失致傷の疑いで書類送検する方針。

調べでは、現場は奥茶屋キャンプ場から北へ約1・5キロの登山道付近。会社員は25日午前4時ごろ、1人で入山したが、獲物がなく下山中。アルバイト男性も1人で登山に来ていた。

登山以外の遭難事故:2007年11月

24時:上田・狩猟中に滑落した男性が死亡 /長野(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

狩猟に出かけた男性2人を遺体で発見…富山・魚津の山中 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

KNB NEWS|KNB WEB - 行方不明の男性2人、遺体で発見

遭難時間と発見時間

新しい遭難事故ではありませんが、記述が興味深かったので、取り上げておきます。

オステリア白樺本店黙認ブログ 山の不思議な話2-1

万に一つの可能性に備え、現場でテントを張って数日間K君の還りを待ったが、ついに第一次捜索は打ち切りになってしまった。

我々の苦闘が始まった。

オステリア白樺本店黙認ブログ 山の不思議な話 2-2

本格的な雪解けが始まると現場付近と池の谷に捜索キャンプを常設し、交代で毎日のように巡回した。万年雪の狭くて深い谷は山の芽吹きから忘れられたようだ。

なかなか溶けない雪に、ついにはチェーンソーを担ぎ上げて、落下予想地点の氷の切り出しをしたりもした。

短い夏が過ぎた。山の紅葉が見事になると、それはいつ初雪が来てもおかしくないという合図でもある。谷の氷も堅さを増し、時折チェーンソーがはじき返されるようになった。

発見時刻は、9月29日午前8時56分、月命日の同時刻であった。

自分の経験したものでも、遭難事故の発見時には、不思議としかいいようのないことが実際ありました。

滋賀の山岳遭難、40歳以上が8割

滋賀の山岳遭難、40歳以上が8割 県警「無理ない計画を」(京都新聞) - Yahoo!ニュース

滋賀県警はこのほど、今年1月から10月末までの山岳遭難の発生状況をまとめた。40歳以上の中高年層による遭難が全体の8割を占めた。県警は、退職した団塊世代を中心とした登山ブームが背景にあるとみて、注意を呼び掛けている。

まとめによると、30人の遭難者のうち、40歳以上が24人で、このうち60歳以上が13人だった。

大津市内で7月、神戸市の無職女性=当時(71)=が滑落して亡くなるなど死者は2人で前年同期と比べて4人減ったが、負傷者は2人増の18人だった。

事前に届け出をしていないケースも目立つ。

2007年11月23日金曜日

京都:嵐山・保津峡ハイキングで遭難

asahi.com:京都・嵐山でハイキング中の男女が一時遭難 全員救助 - 関西

23日午後4時ごろ、京都市西京区嵐山北松尾山で、ハイキング中のグループの男性から「9人が道に迷って下山できなくなった。助けてほしい」と携帯電話で110番通報があった。西京署員や消防署員らが救助に向かい、約2時間後に全員を発見した。けが人はおらず、午後10時までに全員が救助された。

調べではグループは兵庫県姫路市の男性3人、女性6人で50〜70歳代。この日朝、同区の阪急嵐山線松尾駅から西芳寺(苔(こけ)寺)を経て入山し、JR山陰線保津峡駅方面へ抜けようとしたらしい。

嵐山でハイキンググループが一時遭難 - MSN産経ニュース

西京署によると、遭難したメンバーは姫路市在住の54〜75歳の男性3人、女性6人の計9人。同署と市消防本部などは約70人態勢で救助活動にあたり、約6時間後に全員を救出した。けが人はいないという。

メンバーらは下山途中に道に迷い、急ながけに阻まれ、立ち往生したという。メンバーの女性の一人は「救助を待つ間はとても不安だった」と話した。

嵐山の山中、9人を救助 山登りで道迷う - 京都新聞電子版

<遭難>ハイキングの9人救助 保津峡で道迷う 京都(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

23日午後4時ごろ、京都市西京区の景勝地・保津峡付近の山中で、兵庫県姫路市からハイキングに来ていた50〜70代の9人グループ(男性3人、女性6人)から「下山できなくて困っている。助けてほしい」と110番通報があった。京都府警と同市消防局の計72人が出動。ロープで体をつなぐなど安全を確保し、午後10時過ぎまでに全員をJR山陰線保津峡駅まで下山させた。けが人はいなかった。

グループのメンバーによると、現場から直線で約5キロ南東にある嵐山の西芳寺(苔寺)付近から保津峡に抜けるコースを歩いているうち、保津峡駅の上方約200メートル付近で道に迷ったという。リーダーの男性(75)が事前に下見をしていたが、途中でコースを大きく外れたらしい

北海道:上ホロカメットク山・雪訓中の雪崩で4人死亡

十勝岳連峰で雪崩 -動画ニュース STV

雪崩があったのは上富良野町にある標高1920メートルの「上ホロカメットク山」です。きょう正午すぎ雪上訓練のために山に入っていた日本山岳会のメンバー11人全員が雪崩に巻き込まれました。4人が山頂に取り残されていてそのうち男性2人と女性1人が心肺停止の状態、男性1人が行方不明になっているということです。また、助田梨枝子さんが救助されて病院に運ばれましたが、軽症だということです。自力で下山した6人のメンバーによりますと当時11人が一列に並んでいて、「雪崩は一瞬だった」と話しているということです。

中国新聞ニュース - 遭難の3人搬送、1人発見 生死は不明、雪崩現場で

東京新聞:4人の死亡確認 十勝岳連峰雪崩 捜索再開現 場付近で発見:社会(TOKYO Web) - 上ホロカメットク山

北海道十勝岳連峰の上ホロカメットク山(一、九二〇メートル)で日本山岳会北海道支部のパーティーが巻き込まれた雪崩事故で、道警は二十四日、遭難した男性三人と女性一人を「安政火口」の現場付近で発見、収容先の病院で四人全員の死亡を確認した。

助田さんは遭難後、行方不明になっていたが、現場付近の深さ約二メートルの雪の中から発見された。ほかの三人は、二十三日にいったん下山したパーティーの仲間が現場付近に設置、収容していたテントの中で見つかった。

道警などの救助隊は四人以外にも遭難者がいないか調べていたが、雪崩発生当時、現場周辺にいた別パーティー約二十人の無事を確認、捜索を終えて下山した。

道警や関係者によると、同会北海道支部の一行十一人は二十三日正午すぎ、登山口から約一時間登った安政火口付近で雪崩に巻き込まれた。規模は幅約十メートル、長さ約五十メートル。一列になって歩いていたが、遭難した四人が先頭付近にいたという。ほかは自力で脱出するなどした。

十一人はそれぞれ数年以上の登山経験があり、冬山に慣れるため雪上訓練を行う予定だった。

中日新聞:重体・不明の4人死亡 十勝岳連峰の雪崩遭難:社会(CHUNICHI Web)

鈴木さん、鶴岡さん、吉沢さんは23日に心肺停止状態で発見され、山岳救助隊が蘇生(そせい)措置を行ったが回復せず、日没と吹雪で二次災害の恐れもあったため、現場付近のテントに残された。3人は24日午前7時半にテントからそりに乗せられ下山、搬送先の病院で死亡が確認された。不明となっていた助田さんは同日午前9時ごろ、現場周辺の約2メートルの雪中から発見され、病院で死亡が確認された。

これまでの調べでは、4人と、軽傷を負って救助された助田さんの妻梨枝子さん(61)は、事故当時、雪崩に巻き込まれた一行11人の先頭の方を歩いていた。助田さんはビーコン(電波受発信装置)を持っていなかったという。雪崩の規模は当初、幅20メートル、長さ50メートルとされていたが、幅は10メートル程度とみられる。

4人の死亡確認—十勝岳連峰の雪崩遭難 | 時事ドットコム

asahi.com:雪上訓練中、一瞬でのみ込まれる 十勝岳雪崩 - 社会

「軽いつもりでやったのではないのだが。去年も同じ場所で訓練をした」と話した。

時事ドットコム:「悔しく、無念」=判断の甘さ認める−十勝岳雪崩で山岳会幹部

現場近くには事故直前、新しい雪崩の痕跡があり、パーティーは「しばらく雪崩は来ないだろう」と判断したという。中村さんは「それが間違いだった」と判断の甘さを認めた。

雪崩 4人死亡 「油断してしまった」…リーダーが会見(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

東京新聞:「判断に甘さ」とリーダー 道警は登山計画の内容確認:社会(TOKYO Web)

中国新聞ニュース - 「判断に甘さ」とリーダー 十勝岳連峰の雪崩事故

雪崩に遭う約十分前、発生から一日もたっていない雪崩の跡を確認したが「一度起きていれば、しばらく起きないだろう」と考え登山を継続。「引き返すべきかどうか、もう少し行って判断しようと思った時に雪崩が起きた」と唇をかんだ。

雪に埋まったときに電波で位置を知らせる「ビーコン」は、十一人のうち数人しか携帯しておらず「大きな反省です」とも。四人の仲間を失ったことに「家族に顔向けできない」と話し、涙をぬぐった。

死亡した四人のうちテントから収容された三人の死因は窒息死だったことが判明。

最近では、ビーコンを携行するのは雪山の常識だが、古くからの登山者などで学習していないと、ビーコンの有用性を理解していないことが多い。(ビーコンがあったからといって、劇的に生存率が高まるわけではないのだが、遺体捜索だけ考えてもビーコンは必携だし、目の前の事故に行動が起こせるか否かはビーコンの有無によって全く違う。)

社説 北海道新聞 - 雪崩4人死亡 ベテランも油断できぬ

今回の山では、十日前にも雪崩事故があり、日本雪氷学会道支部が入山者に注意を促していた。さらに前日にかけて激しい降雪があり、雪崩の危険性が高まっていた。

社会 北海道新聞 - 雪崩「判断に甘さ」 十勝岳連峰4人死 リーダー会見 装備も不十分

雪崩に遭う約十分前、以前の雪崩で堆積(たいせき)した雪の塊を見つけたことを明らかにし「ここは尾根の末端で、大丈夫だろうと。五、六十メートル先の急な斜面で判断するつもりだった。急な斜面まで来て、引き返した方がいいか、と思った瞬間、雪崩が起きた」と説明。

その上で、「ここで雪崩は起きないだろうという判断は間違っていた」と述べた。

同山では十三日にも雪崩があったが、中村さんは「(十三日の)雪崩の場所は、ずっと奥の方で、今回のような場所で雪崩が起きるという認識はなかった」とした。日本雪氷学会がインターネットで同山の雪崩発生に注意を喚起していたことは知らなかった、という。

「雪崩4人死亡「別の登山者降ってきた」」 News i - TBSの動画ニュースサイト

私たちのパーティーだけが埋まったと思い、掘り出したら、違う人が出てきてびっくりした」(パーティーのリーダー、中村喜吉さん)

この登山者は雪崩で腕をけがしたものの、救助された後そのまま現場を立ち去ったということで、警察は身元や雪崩との関連を調べています。

その登山者の存在をはっきりさせてほしいところ。しかし、仮に人為的なものだったとしても、雪崩に対する備えの不備は別の問題と思われます。

社会 北海道新聞 - 生死分けた歩行順 十勝岳連峰雪崩 50歩ずつ並び替え 前4人が犠牲

東京新聞:『判断は50メートル先で』 十勝岳連峰雪崩 リーダー 引き返すか迷う:社会(TOKYO Web)

「自分は一メートルくらい埋まったが、手が雪の上に出ていたので中村さんに救助してもらえた」と話す。

雪崩:十勝岳連峰で11人直撃 3人心肺停止、1人不明 - 毎日jp(毎日新聞)

現場付近は21日から23日明け方まで大雪となっていた。西側斜面では今月13日にも雪崩が発生。原因調査に当たった日本雪氷学会道支部(山田知充(ともみ)支部長)によると、地面から約30センチの個所のざらめ状の「弱層」が崩れ、その上の固い雪の層「ハードスラブ」が流れ落ち危険な状態にあったという。

asahi.com:十勝岳連峰の雪崩、長さ460m 「付近では最大級」 - 社会

北海道上富良野町の十勝岳連峰・上ホロカメットク山(標高1920メートル)で4人が死亡した雪崩事故で、当初幅約20メートル、長さ約50メートルとされた雪崩は、実際は幅約70メートル、長さ約460メートルにわたる規模だったことがわかった。研究者や山岳ガイドらでつくる日本雪氷学会北海道支部のチームが25日、現場で規模や雪の状態を調べた。調査チームは「この付近で起きた雪崩としては最大級ではないか」としている。

中国新聞ニュース - 表層雪崩の一種と判明 4人死亡の雪崩で現地調査

調査によると、雪崩は「化物岩ばけものいわ」と呼ばれる岩のある稜線りょうせん上で発生し、下の沢筋を歩いていた日本山岳会北海道支部のパーティーを直撃、そのまま沢筋に堆積たいせきした。積もった雪は最大で深さ五メートル以上に達し、「かなり大きめの雪崩」という。

<4人死亡雪崩>幅70、奥行き460m「最大規模」(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

亡くなった4人が見つかった安政火口付近を中心に調査したところ、雪の斜面から深さ0.6メートルの所に厚さ1センチの霜状の「弱層」を発見した。寒暖の差が激しい時にできる非常に雪崩が起きやすい状態だった。尾関俊浩・道教育大准教授(雪害科学)は、弱層の上に堆積(たいせき)した雪が高速で流れ落ちる「面発生乾雪表層雪崩」の可能性を指摘した。

雪崩はどうして起きたのか? -動画ニュース STV

日本雪氷学会北海道支部の現地調査。最後の男性は2メートルの雪に埋まっていました。

(日本雪氷学会・大西人史さ)「ご覧のような姿勢で男性は埋まっていました」

雪崩は、表面の雪が滑り落ちる「乾雪表層雪崩」だといいます。

(調査員の説明)「固い氷板が雪の中にある」「その下は軟らかくてハイマツが・・・」

ただ、今回は天候が悪く雪崩の発生地点まで行けなかったため、どの雪の層に雪崩の原因があったかはわかりませんでした。では、13日に山スキーヤーを巻き込んだ雪崩はどうだったのか。種類は同じ「乾雪表層雪崩」でした。

NHKニュース - 雪崩 地図で注意喚起の場所

先週23日、北海道大雪山系の上ホロカメットク山で、登山者4人が死亡する雪崩が起きた場所は、去年、地元の山岳ガイドらがハザードマップの中で雪崩の危険があるとして注意を呼びかけていた場所だったことがわかりました。

カミフ山岳エリア雪崩ハザードマップ

上ホロカメットク雪崩レポート - 十勝連峰の雪は不安定 入山者は注意を!

(11月13日のスキーヤーを巻き込んだ雪崩の)調査結果から、今回の雪崩は乾雪表層雪崩の一種である「ハードスラブ雪崩」であったと判断された。十勝連峰内の類似の斜面でも同様な雪崩が発生する危険性がしばらく続くと見られるため、入山者に注意を呼びかけたい。

山道を行く 【遭難カルテ144】 十勝連峰で雪崩 4人死亡

2007年11月19日月曜日

奥秩父:雲取山登山で行方不明の男性、妙法ヶ岳で滑落死

行田の会社員、秩父で遭難か(産経新聞) - Yahoo!ニュース

19日午前9時10分ごろ、埼玉県秩父市大滝の三峰神社から雲取山(標高2018メートル)に向かった同県行田市持田、会社員、藤田真さん(59)の妻(58)から、「夫と連絡がつかない」と秩父署に通報があった。

調べでは、藤田さんは18日午前6時ごろ自宅を出発。同日午後7時ごろ、「道に迷った」という電話の後、連絡がとれなくなった。同署は遭難したとみて捜索している。

遭難男性、遺体で発見(産経新聞) - Yahoo!ニュース

埼玉県秩父市大滝の雲取山系妙法ケ岳(標高1329メートル)で行方が分からなくなっていた行田市持田の会社員、藤田真さん(59)が20日、山の中腹で遺体で発見された。秩父署は遺体が傾斜場の木に引っかかっていたことなどから、滑落した可能性が高いとみて調べている。